登山者情報004号

【1978年07月30日/石転ビ沢】

今年の石転ビ沢は例年よりも雪渓の雪解けが遅く、特に下部は7月30日現在で6月初旬とほぼ同じ状況です。石転ビ沢を計画中の方は、梶川尾根にコース変更をして下さい。どうしても石転ビ沢に入るという方は、ピッケル・アイゼン・ヘルメットを必ず持参し、ルート選択に十分注意をして下さい。
石転ビ沢の雪渓は梶川出合より北股沢出合まで続いていますが、梶川出合付近の状態が極めて悪く、夏道が残雪に覆われているため、ルート選択が非常に難しくなっています。巻き道がありますが、頂上付近が悪くあまり勧められません。残雪の上を歩いている方もいるようですが、何時崩壊するかわからない状況ですので危険です。対岸に取り付き対岸より雪渓に入る方法もありますが、雪渓の取り付きが岸壁となっていあmすので、雪渓の状況によっては通行できなくなる可能性があります。