登山者情報026号

【1980年09月07日/石転ビ沢・稜線/井上邦彦調査】

飯豊山付近では花はなくなるが紅葉を始めたウラシマツツジやタカネナナカマドなどが鮮やか。天狗岳〜梅花皮岳にはヨツバシオガマ・ミヤマリンドウ・ハクサンボウフウ・ウサギキク・ミヤマコゴメグサ・ウメバチソウ等が咲いている。
石転ビ沢が非常に危険になる。上級者以外は梶川尾根にコースを変更すること。雪渓は一日一日と変化しており、ルートは各自の判断で間違いのないようにすること。雪渓は硬くなりキックステップは難しい。ガレ場では落石が激しくピッケルヘルメットが必要。(上級者とは、石転ビ沢の経験が豊富でガスられた時も性格に雪渓の崩壊を予知し、ルートを探すことができ、カッティングによりルート工作を行いうる者を指す。)
天幕場や登山道のゴミが目立っている。自分で出したゴミは必ず自分で持ち帰ること。