登山者情報061号

【1983年07月2〜3日/石転ビ沢/横山幸充調査】

石転ビ沢
石転ビノ出合(門内沢出合)から下は全て夏道を使用するようにして下さい。71年72年と比べると約3週間程雪解けが早くなっています。梶川尾根出合は増水の時、渡れなくなるので注意して下さい。
草付キ(中ノ島)付近の夏道、特に草付キ(中ノ島)上部の左上がまだ露出していないので滑落の危険が非常に高くなっています。滑落停止をマスタ―していないパーティは入谷しないようにして下さい。もちろんピッケルは必携です。

開花情報
梅花皮小屋=キバナコマノツメ・ヒナウスユキソウ・ミヤマダイコンソウ・ツガザクラ・ミヤマキンポウゲ・ズダヤクシュ・ハクサンチドリ・コイワカガミ(以上盛りです)、シナノキンバイ(初)・クロユリ(2輪)・ミヤマキンバイ・オヤマノエンドウ・ハクサンイチゲ・キヌガサソウ・シラネアオイ(以上末となりました)
北股岳〜扇ノ地紙=キバナコマノツメ・ヒナウスユキソウ・ミヤマダイコンソウ・ツガザクラ・ミヤマキンポウゲ・ハクサンチドリ・コイワカガミ・シナノキンバイ・ミヤマキンバイ・オヤマノエンドウ・ハクサンイチゲ・シラネアオイ・ツマトリソウ・オノエラン・アオノツガザクラ・ミツバオウレン・マイヅルソウ梶川峰付近=ズダヤクシュ・ウズラバハクサンチドリ・ヨツバシオガマ・コイワカガミ・ヒメサユリ・ハクサンシャクナゲ・tカネナナカマド・アオノツガザクラ・ツマトリソウ・ミツバオウレン・マイヅルソウ・ショウジョウバカマ・ウラジロヨウラク・イワイチョウ・コバノクロマメノキ・ゴゼンタチバナ・チングルマ。
その外梶川尾根=モミジカラマツ・タムシバ・オオカメノキ・サンカヨウ・シラネアオイ・ウスバサイシン等。

地蔵岳〜鍋越山〜馬立
コース補修が一応終わり、通行できるようになりました。車道は馬立まで伸びていますが、砂防ダム工事のため、車で入る方はあらかじめ伊藤久男(0238-65-2130)まで連絡して下さい。
梶川尾根
途中、滝見場と1,400m、1,600mの尾根分岐、梶川峰の上に各々残雪があります。アイゼンなしでも充分通行できますが、特に1,600mの分岐は真っ直ぐ下ると下方が大変危険になっています。南側ぎりぎりを確実に登降して下さい。