登山者情報071号

【1984年04月15日/西俣尾根〜頼母木小屋/井上邦彦調査】

梅花皮荘と飯豊山荘の間は、雪崩の危険性が非常に高くなっています。ブロック雪崩で一時的に水量が低下していることもある。沢を渡る時も、十分に気をつけてください。梅花皮荘と飯豊山荘の間は等分の間通行禁止です。

例年ですと5月の連休頃には一段落する雪崩も、今年は雪が多く、連休時が最も危険性が高くなると予想されます。また沢水の増水中であり、渡渉も難しく、適当な迂回路はありません。自力でルートを詳しく研究している者以外は入山しないで下さい。
西俣尾根は、標高550m峰までの間が左図のようになっており、崩壊の危険が強く、神経を使って下さい。雪はかなり硬くなっていますが、午後にはザクれてきます。稜線直下は、アイゼンを使った方が良いでしょう。カッティングを要求されます。稜線直下の三匹穴付近は、尾根が大変広く、下降の際にガスられると全く動けなくなります。頼母木小屋は階下入口は雪がなく使用可能ですが、2階入口を使用して下さい。ただしマナーを守り、アイゼンのまま小屋には入らないで下さい。