登山者情報1059号

【2006年12月20日/光兎山/吉田岳調査】

 今のところ例年になく少雪となっていますが、雪が完全に積もる前に登ってみたい山を狙うにはチャンスかもしれません。ということでまずは関川村の光兎山に行ってきました。ここは素直に夏道を通って登るのは初めてになります。
 降っていた雨も登山口が近づくにつれ、運良く止みだしてくれた。9時、千刈地区の登山口(170m)を出発。いでたちはかんじきをザックにぶら下げ、スパイク長靴にダブルストックという感じである。最初に杉林をトラバースすると、後は尾根道を直登していく。途中で朝靄にかかった関川から日本海にかけての農村風景が見晴らされた。所々に立派な看板が設置されてあり、道も綺麗に整備されてある。峰、観音峰といくつかの峰を越えて、11時10分、805m峰に到着した。ここからピークは目の前に見えるが、ここからが意外とかかることは知っている。やはり光兎山はなかなかの山である。ここでかんじきを履いた。
 あとは山頂に向けて足を1歩ずつ進めていくだけである。特に危険箇所というのは感じられない。12時、光兎山山頂に到着した。やはりここは気持ちのいい山である。しかし程なく小雪が振り出し、ガスもかかってきた。ここまでしっかりと景色を見させてもらったので、あとは雪でもいいかなという思いである。
 おにぎりを頬張った後、下山を開始する。下りはやや気をつけなければならない箇所があった。途中で単独の登山者とすれ違った。「足跡が付いていて、助かりました。」とおっしゃっていたが、やはりこれだけ条件のいい山にはそれなりに登山者も来るようである。
 雪は止み、また曇り空になってきた。観音峰にてかんじきを外す。それにしても登りではかんじきを付けるのをためらっていたくせに、下りでは外すのを面倒がるというのもおかしな話であると我ながら思う。なにわともあれ、後は飛ぶように下ってきて、1時45分、登山口に到着した。

朝靄の日本海方面を眺める 先導者は追いかけっこしたテンと兎
460mにて山頂が見えてきた 850mにて山頂はもう少し
山頂

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