登山者情報1088号

【2007年06月17日/大境山/小林元一調査】

【コースタイム】
5:55新潟発‥7:25中田山崎の登山口着。7:40出発H200m‥10:25〜12:00山頂‥14:30駐車場帰着、14:45発‥15:14〜16:00ゆ〜む入浴‥17:28新潟着。
【記録】
 駐車して車を降りると早速、すぐ近くでアカショウビンの鳴き声。登山道に入っても、まるでついてくるかのようにアカショウビンの鳴き声。結局アカショウビンと別れたのは8時頃、420m辺り。この辺まで広々とした快適な道。たくさんの小鳥のさえずり。登るにつれて、春ゼミの声が大きくなってきた。やがて道は急登となり、ひとしきり登ると右手の沢の水辺を通る。8:47、690mルートを間違いやすいところにさしかかる。ガレ石の島の下を左へルートを探す。ガレの上から少し右へ入ってから再び左折、尾根へ一直線に急登。尾根へ出る辺りからシロバナニガナ・ヤマツツジ・ヒメサユリ。9:10、830m沢のような下りから左折、大セドの巻き道。
 9:30、800m、鞍部の沢に出る。このコースの中で一番好きな場所だ。右手、つまり新潟県側へ流れ、沼川を経て荒川へ注ぐと思われる。シラネアオイが一株、可憐な花をつけていた。ゆっくり休憩の後、沢対岸右手の尾根に取り付く。9:45、865m前方に飯豊の展望が広がる尾根に出る。途中、4名が休憩していた。終盤の厳しい登り、低木帯でカンカン照りが恨めしい。花の時期には「ヒメサユリロード」になるだろう、と、誰かが云っていたが、まさに、今がその時、山形・福島・新潟特産と聞けばいとおしさもひとしお。咲き始めたヤマツツジ・ガクウラジロヨウラク・ウゴツクバネウツギも美しい。さらに登るにつれて、ナナカマドの花が多くなってきた。上の稜線で、イワカガミが沢山咲いている。それにしても、この薮のひどさよ!(地図に破線の無い山に来て贅沢云えないが)。何度かだましピークに歯を食いしばって、ついに山頂到着。今まで姿を見なかったギフチョウがたくさん飛んでいる。その他いろんな昆虫が飛び回っているが、ブヨの様な悪さをする虫が全くいない。快適そのもの。空気も澄んで展望は申し分無し。我々だけの貸し切りのお座敷で、1時間35分という贅沢な時間を楽しんだ。新潟の男性が1人登ってきて、入れ違いに下山。その人の言葉「この山でこんなにヒトに合ったのは初めてです」。
 12:35、沢に降りる。登りで出会った4人組が下山中。1人が痙攣を起こしたという。Y氏が「ツムラ68」を差し上げる。12:53、830m巻き道分岐。この先で、これから登ってくる女性4人とすれ違う(下山したら駐車場に宮城ナンバーのワゴン車があった)。13:05、迷いやすいガレ地。14:00、480m、豊かなぶなの森でゆっくり休憩。ここでもうるさい虫は無し。不思議なくらい。 ここで、仲間の痙攣で引き返してきた4人が元気に下山して行くのを見送る。14:30、200m、登山口駐車場着。14:45出発。15:14〜16:00、関川村道の駅「ゆ〜む」着、入浴¥500、晩酌用に鮎の塩焼き@¥350。17:28新潟着。

枯松山の向うに飯豊連峰 杁差岳と二王子岳 しあわせ
憩いの沢 ヤマツツジとヒメサユリ ナナカマド