登山者情報109号

【1990年07月20日/石転ビ沢/井上邦彦調査】

雪は少なく、例年の8月上旬〜中旬並。そのため滑落・落石の危険性も比較的少ない。石転ビノ出合から下流には、雪は見られない。門内沢の雪渓はまだ渡れるが、今後次第に薄くなる。
石転ビ沢左岸のルートは2年前の土石流ため通り難い。早めに右岸に飛び石伝いで渡る。
ホン石転ビ沢・北股沢へ誤って入ったパーテイがいる(7月19日)ので注意する。
黒滝に亀裂が入り始めた。今後は黒滝と草付キ(中ノ島)の間の雪渓が薄くなって崩壊する。要注意である。
黒滝から上は左岸伝いに登り、小沢を渡って巻き道を登るルートが良くなる。ただしルートの一部が欠損しているので注意。
草付キ(中ノ島)上部のトラバースは雪が消え、アイゼン不要となったが、落石があるので素早く通過すること。