登山者情報1092号

【2007年07月01日/大日杉〜御坪/木内茂雄調査】

【タイム】 
大日杉小屋5:22〜5:44ザンゲ坂上〜6:08長之助清水〜6:15御田〜7:13滝切り合7:17〜7:40地蔵岳7:47〜8:18目洗清水〜8:50お坪10:53〜11:27目洗清水〜12:30地蔵岳〜12:49滝切合〜13:14御田〜13:17長之助清水〜13:29ザンゲ坂上〜13:47大日杉小屋
【記 録】
 天気予報で、9時から12時頃晴れ間が出るということで、朝早く大日杉小屋に向かう。
 小屋番の伊藤氏に挨拶してから、曇り空を仰ぎ、そして歩き出す。通い慣れた道を20分程でザンゲ坂に着く、いつも思うがどうして“懺悔”だろうと、今からザンゲしていては先に進めない。此処は恐らく帰ってきた時に懺悔すのだろうと思いながら、終わり掛けたギンリョウソウを眺め、ヤマツツジを見ながら、滝切合まで1ピッチで登る。時々明るくなるが青空までは出ない。
 そして、地蔵岳近くになるといつもの処で何株かのヒメサユリが出迎えてくれろ。山頂で一寸休憩してから、はやる心を抑えて一気に‘お坪’へと向かう。
 例年の如くハクサンチドリが道端に並んでいる。シラネアオイも有るが何だかいつもより少ない。お目当てのヒメサユリもお坪迄の間は花が終わって居る物が多いせいか少なく感じる。
 反対にお坪ではまだ蕾の物も有って、時期が遅れている感じだ。この様子だと来週も盛りの様だ。お坪周辺ではネバリノギランの蕾、そして、タカネマツムシソウがもう蕾を出している。さて、お目当ての“本山をバックにヒメサユリ”を撮る場所に来たが、漸く明るくなってはきたが山頂はまだ雲の中で、切合小屋辺りの稜線は見える。
 予報を信じて泡を飲みながらジックリと構える。待つ事2時間、何とか撮った。しかし4年前に撮った5個も花を持つ株はまだ蕾で来週の予定になる。また晴れるようにと思いながら引き返しす。
 地蔵岳までは写真を撮りながらユックリ歩く。その他の花として、マイヅルソウ、バイカオウレン、ツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、タニウツギ、ウラジロヨウラク、イワハゼ、カラマツソウ、イワカガミ、ムラサキヤシオ、タムシバ、そして、ニッコウキスゲの蕾などを見付ける。途中でHZUとスライドし、一服後別れる。

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