登山者情報1116号

【2007年09月26日/丸森尾根:蜂の巣の処理/井上邦彦調査】

 掲示板Bに丸森尾根に蜂の巣を見たと匿名で記載があったが、場所が特定できずにいた。9月24日夜、当日丸森尾根を下ってきた知人からメールで詳細な場所と画像が送られてきた。25日、環境省や森林管理署に連絡を取り、蜂スプレーを購入する。
 26日04:15自宅にLFDが迎えに来る。今回のメンバーは梶川尾根と同じく、HZU・LFD・山本の3名である。04:54暗い尾根を登り始める。写真にあった2本の松でおおよその見当をつけて探すと、山本君が写真と同じ石を見つけた。約20分で現場に到着となる。
 暫く見ていると、穴から大きなスズメバチが出てきた。間違いなく蜂の巣である。装備を身に付け、HZUが静かに近づいて石油を穴に注入し、トーチ棒で点火する。戻り蜂が来るたびにスプレーで対応する。石を剥がし始めていると、別の穴からも蜂が出てきたので、再度石油を注入する。
 LFDが次々と石を剥がすが、蜂の巣は出てこない。頭上に蜂が飛来するたびに「来た!」と声を掛ける。すばやくLFDは崖の藪に逃げ、山本君がスプレーで対応する。3人の連係プレイである。青いカッパを着ていた山本君の右膝に蜂が止まった。指摘されて払いのけたが、軽い痛みがあったとのことである。
 ひたすらに石を剥ぎ、最後に巣穴と思われるところに石油を注入し点火して様子を見る。次々と蜂が戻って来る。炎上している巣に近づいて回転しているうちに熱で羽が焼け、燃えている穴の中に落下していく。
 最後に穴を棒でつついて鎮火する。時計を見ると06:20になっていた。木を立てて目印とし、作業を終了し、帰宅した。

□が蜂の巣のあった所
蜂の巣を発見 石油を入れて点火
他の穴からも蜂が出てきた 戻り蜂に噴射
巣穴を掘る 石を掘るが巣が出てこない
明るくなってきた 蜂が来たら支援する
壊した巣に木を立てた
お疲れ様でした