登山者情報 第1161号

【2008年06月18日/源流の森展望台/吉田幸雄調査】

 このところ、晴天が続いていたが、明日から雨そして梅雨入りなど朝のニュースを聞き、今日の晴天を逃すとしばらくチャンスは巡ってこないと判断、意を決し、カメラバッグと三脚を車に積み込み一路ビューポイントへ・・・
 目的は、飯豊連峰の写真を撮ることである。山形県側から、飯豊連峰全景を見渡せるポイントは、樽口峠とこれから向かう源流の森展望台と、二ヶ所しか知らないが、他にもあるのだろうか?
 源流の森展望台には、今年になって四月と五月にトライしてるが、二回とも視界不良で失敗、今日の天気ならば、ソコソコ撮れるかな・・・と期待!!登り口に到着したのが7時30分、写真撮る時間としては、出遅れ感はあるが、急いでおにぎりとお茶を流しこむ。
 源流の森パークエリアから遊歩道に入りしばらく杉林の中を進む、杉林が切れ尾根へと取り付く。途端に太陽の熱線をからだに受け汗が噴出す!!急登を約20分、尾根は平坦になり視界が開ける、少し登り返すと展望台の屋根が見えた。
 いっきに展望台へと掛け上がる、期待通り飯豊の全山が視界に飛び込んできた!!なかなか、お目にかかれない光景に感激の一瞬である!!おまけに、今日の展望台は先客無しで、貸切である。
 そそくさと、カメラをセッテング、太陽はだいぶ高くなり光線はフラットな感じになってしまったが、山肌と雪渓(残雪)のコントラストが、実に美しい!!まずは、五段山のあたりから杁差岳までパノラマを撮る。ズームを変えパノラマを二題三題こなし、個別に各ピークをアップ!しばし、眼前に広がる雄大なパノラマに観傷・・・!!とりわけ、飯豊本山の優美さ、神々しさには心打たれる。全山を支配するかのような剛健さを合わせもつ、やはり「飯豊の雄」本山なのだろう。
 この雄大景観に別れるのは心許ないが、今日の自己満足の世界にも終わりをつげ帰路についた。
源流の森案内板
登山口ガイド
展望台ガイド
展望台
飯豊連峰全景
飯豊山
烏帽子岳・梅花皮岳・北股岳
杁差岳