登山者情報 第1163号

【2008年06月28日/石転ビ沢-梅花皮小屋/渡部政信調査】

 今日は石転び沢を登って梅花皮小屋泊なので同行者の予定に合わせて7時に自宅を出発。忘れ物などあり遅くなったが8時26分ゲート出発。砂利道で工事中の為けもの道の迂回路を通って8時58分堰堤着。9時30分うまい水に着くと水量がいつもよりかなり少ない。
 婆まくれを過ぎてすぐに雪渓に上がる。今までの暑さが吹っ飛ぶ位のひんやりした風の出迎えがあった。10時10分梶川の出会いを通過。まだ雪は安定しているようだ。10時45分石転ビノ出合に到着。大岩の上で昼食とする。風が冷たくカッパを着る。11時20分出発。
 12時15分ホン石転ビ沢対岸の安全な所で小休止。10頭ぐらいの猿が沢の上部を移動している。歩き出すと黒滝より上部のガスがかかっている。13時18分北股沢出合で落石を避けながら休憩を取る。
 相変わらずガスがかかっているので落石に注意して中ノ島を目指す。13時50分中ノ島に取り付いたところで落石に注意してアイゼンを外す。14時23分中ノ島を登りつめると15mほどの雪渓のトラバースがある。下を見ると雪渓が割れているところがある。落ちたら一直線だ。ステップがあるので慎重にトラバースをしてひと登りで昔のテント場に到着。いつもなら小屋が見えるのにガスがかかって視界は5mほどの為まだまだ見えない。ようやく最後の雪渓の終わりで小屋が見えた。14時43分小屋到着。
 水を汲みに行くとなんといつも豊富な水が出てない。OTJに連絡を取り水源地を確認しに向かう。ホースをたどっていくと水源地からほとんど水が出ていないことがわっかた。仕方なく引き返し小屋から下って融雪水を汲んできた。
 残雪で冷やしたビールを飲みながら夕食の準備に取り掛かる。そのまま夕食を食べ20時30分頃(?)毛布に包まった。
 翌朝4時雨の音で目が覚めた。外に出るとさほど降っていない様子。北股岳、石転ビ沢もきれいに見渡せる。朝食の準備をしながら同行者と下山ルートついて話す。結局石転びを下山することとした。少しずつ雨が強くなる。
 宿泊者が出発したのを確認して小屋の掃除等して7時に出発。同行者もなれたもので二人で靴スキーで下る。途中2〜3落石があった。雨のため黙々と下る。先に出発した人たちを追い越して9時20分堰堤に到着。砂利道をのんびり歩いて9時55分駐車場に無事に到着した。
温身平にて稜線を仰ぐ
下ツブテ石上流にまだ雪渓が続いている
婆マクレから雪渓に降りた
梶川出合
梶川出合下の左岸崩壊地
梶川出合、稜線が見えた
石転ビノ出合に到着する
門内沢
石転ビ沢
石転ビ沢に入る
サルの群れ
ホンイ石転ビ沢
北股沢出合付近から上はガスっている
シラネアオイ
ガスの中に突入
北股沢出合にて、中ノ島(草付キ)が見えた
こちらは北股岳に突き上げる枝沢
中ノ島(草付キ)最上部、急斜面の斜上 通常はアイゼンを履いたほうがよい
下を見る、ここで落ちたら・・・
黙々と登る
今回はアイゼンを外した
ようやく梅花皮小屋に到着