登山者情報 第1166号

【2008年07月06日/大日杉〜切合小屋/木内茂雄調査】

【メンバー】
 5人同行
【タイム】
 大日杉小屋3:50〜4:15ザンゲ坂上〜4:39長之助清水5:02〜6:05滝切合6:16     〜6:41地蔵岳〜7:36目洗清水〜8:25お坪8:50(写真撮り約30分)〜10:20切合小屋11:33〜12:22お坪〜13:07目洗清水〜14:02地蔵岳14:05〜15:08長之助清水15:25〜15:35ザンゲ坂上〜15:55大日杉小屋
【記 録】
 週刊天気予報では曇りか小雨であったが、前日から快晴に変わった。山開きと一緒なので、それより早く出発する。賑やかな女性陣が一緒だが、ペースは順調で、長之助清水、滝切合に2ピッチで着く。2週間前はタムシバが至る所満開であったが1本くらいしか咲いていない。
 地蔵を登っていくと例年の如くヒメサユリが咲いている。10本程度だが同行者の大きな声があがる。地蔵岳山頂にはいつもの如くミヤマキンポウゲ、アマドコロが咲いている。
 快晴に浮く飯豊本山を眺めてから目的のお坪へとまず下る。下り終わる頃から左斜面にシラネアオイが咲いているかと思っていたがもう終わりで、ハクサンチドリ、ニッコウキスゲ、モミジカラマツ等を見ているうちに、女性陣の歓声があがり始めた。
 予想はしていたがワーワー、キャーキャーの連発と、シャッターの連続と、立ち止まりの連続で前に進まない。それでも、お坪に着いた。“青空に浮かぶ本山とヒメサユリ”のポイントには4分の処であるが、暑さに負け、まずビール1本に手を出し休憩する。
 これが油断で気がついたら本山に霧がかかってしまった。本当に“しまった”いくら待てども本山がスッキリと現れてくれない。諦めて御沢に下り切合小屋を目指す。
 雪の無い斜面にはシラネアオイとサンカヨウが目立つ、傾斜がきつくなる前に簡易アイゼンを装着する。残雪の最後は急傾斜になったので、キックステップで直登する。稜線に出ると、大日岳は雲のなかで、そこにもヒメサユリは咲いている。登山道脇にはオノエランが咲いている。数分で小屋に着き、直ぐに昼食とする。話好きな人達ばかりなので、気がつけば予定時間は過ぎている。
 よし、出掛けようと言いながらも時間が経過する、そして、今度は夏道をお坪に引き返す。途中予測していた、ミヤマハンショウヅルは咲いていたが、チングルマ、とハクサンコザクラはまだであった。お坪のポイントでは相変わらずで、本山とヒメサユリは撮れなかった。
 更に引き返すと、来る時よりも鮮やかに輝くヒメサユリに感動する。しかし、大きく4回も登りを繰り返す度に下界では真夏日だろうと汗を拭く。そして、どうにか頑張り地蔵岳に引き返す。
 後は、唯暑い中を下る。
滝切合にて余裕のカシマシーズ
地蔵岳山頂にて飯豊本山
ヒメサユリのご満悦
待っていたヒメサユリ
お坪入口にてヒメサユリ
お坪のヒメサユリ
オノエラン
御沢途中にて簡易アイゼンを装着
ヨツバシオガマ
ゴゼンタチバナ
よーし撮るぞ
さようならヒメちゃん
帰途お坪のヒメサユリ
ヒメサユリ
カシマシーズの揃い踏み
咲き誇るヒメサユリ
ブナ林を下る