登山者情報1187号

【8月23-24日/石転ビ沢〜梶川尾根/木内茂雄調査】

【タイム】
(8/23)温身砂防ダム6:27〜6:51ウマイ水清水6:57〜7:50梶川出合〜8:19赤滝〜8:35石転出合8;50〜10:02本石転沢出合〜10:35北股沢出合〜10:51黒滝11:44梅花皮小屋
(8/24)梅花皮小屋6:58〜7:20北股岳〜8:12門内小屋〜8:49扇ノ地紙〜9:10ケルン〜9:20梶川峰〜10:00五郎清水10:34滝見場から11:17湯沢峰〜12:06楢ノ木曲り〜12:45飯豊山荘
【記 録】
(8/23)今回は昔の仲間K氏、O氏、H氏と別格のS氏の4人同行で登ることになり前日、天狗平ロッジに泊まる。朝は梅花皮小屋の水道補修の5人の小国山岳会メンバーに合流して登る。天気予報は曇りだがそれより良い状態である。地竹原辺りの沢にはまだ残雪が有、暫し雪の上を歩く。それから直ぐに夏道に入り、梶川出合手前の高巻きはせずに、岸に沿って歩き、梶川出合いに着く。そして、残雪に一度上がるが夏道に戻るため枝を掴みながら微妙なバランスを要求される。登山道にはガクアジサイ、ソバナ、タニジャコウソウ、そして、雪解けが遅かったのか、今頃、サンカヨウが咲いている。石転出合に着くと、まだタップリと残雪が有、右岸に雪の上を行く。対岸の石の上で一服後夏道を登っていくと、まだサクラソウが咲いている。暫く登り残雪の上に立ち眺めながら思うのは、今年は異常に雪が多く何処にもクレパスが無い状態ということだ。そして、左岸の崖の斜面にはまだ、ニッコウキスゲが満開である。雪面はスプーンカットでステップが取り易く滑らず、歩き易い。そして、何と黒滝まで延々と雪が続いている。黒滝から上は夏道を歩くが、矢張り雪解けが遅かったせいで左側にシナノキンバイが今頃満開だ、そして、梅花皮小屋の周辺は秋の雰囲気を漂わすトリカブトが満開である。
午後から水道補修にかかるが、皆で30mの黒パイプを担いだり、石を運んだり息が切れる。幸いにも雨が降らずに当面の作業は終了する。
(8/24)
夜中に新潟方面の灯りは見えたが上空には雨雲が垂れこめていた。
朝は霧から雨に変わり、大日岳を目指していたH氏の希望は断念された。そして、雨の中、北股岳から梶川尾根へと下山開始する。足元には終わりかけのハクサンシャジン、タカネマツムシソウと雨の中、小さいながらも楚々として白く透き通ったウメバチソウは凛として秋の花の女王と称したい。その他にコゴメグサが目立つ。
後は黙々と水の溜まった登山道を歩いた。

サンカヨウ
梶川出合にて
石転ビノ出合にて
ヤグルマソウ
オオサクラソウ
ヤマハハコ
トウヒレン