登山者情報120号

【1992年07月20日/石転ビ沢/井上邦彦調査】

梶川出合手前の残雪の上を歩くが、亀裂が入っているので崩壊・滑落に注意すること。梶川は渡渉なので増水時には通行できなくなる、注意すること。雪渓から夏道にあがる部分は、大きな岩の間を縫うようなルートになるので、ルート選定に充分注意すること。石転ビノ出合から雪渓にあがるが、門内沢にもまだ雪渓が残っているので迷い込まないよう注意すること。雪渓にあがるポイントに水があるが、テントのスペースはない。石転ビ沢と門内沢の合流点(雪渓上)のすぐ上に穴が開きはじめたので、夏道を通ること。夏道の途中では水が得られる。ホン石転ビ沢はまだ雪が豊かなので、迷い込まないよう注意すること。ホン石転ビ沢からの落石にも注意すること。ホン石転ビ沢出合から上は、落石危険地帯である。雪渓の途中では休まないこと。北股沢方面に迷い込まないよう注意すること。黒滝から上は斜度がきつくなるので、滑落に注意すること。同時にここには落石が集中するので、途中で立ち止まることなく、草付きまで一気に登りつめること。草付きの両側の雪渓は崩壊しやすく傾斜もきついので、できるだけ早く草付きに取りつくこと。草付きでは、人為落石を落とさないよう充分注意すること。