登山者情報1204号

【2008年11月01日/葉山/平田健治調査】

 この連休の天気予報は3日間とも傘マークが出ていて山に行けないならどうするか、迷いながら起き出して空を見上げれば晴れているではないか。急いで準備をしたが、家を出る時は9時を回っていた。車に乗って、さて何処へ行こうかと周囲を見渡すと、宮城、福島、新潟の県境は雲が出ているが葉山上空は天気が良さそうだ。
 葉山の勧進代登山口ゲートが10:03、行き先も決めずにパッキングしたので地図を持っていないし、このルートは初めてでありコースタイムも判らないが、下山時間16:00を目安にして出発した。ゲートには登山口まで徒歩20分と記載されているが、10分で登山口と思われる場所に着いた。10:13標木らしきものはないが、目印のテープがあり踏跡もあるのでそこから入山することにした。最初は急な登りで灌木を捕まえながら尾根に取り付く、どうも新たに道を切ったばかりのようだ。10分ほど登ると傾斜が緩くなりスピードも上がり、10:36木立の間から山頂が見えるようになってくる。10:42まで休憩。10:52登山道に左手の沢から上ってくる道と5mほど先に右手から上ってくる道が出てきた。左手は南沢に以前からあった登山道と思われるが、右手は、先程入山した場所がゲートから10分の地点だったことからもっと奥に登山口があり、そこから上ってくる道と思われるので下山時に確認したい。この分岐のある地名が分からず、自分だけの仮称・十文字と記録する。11:38〜11:46休憩。12:00草岡口からオケサ堀を通ってくる登山道に合流した。
 12:07昭和堰分岐。嘉永年代に、葉山から流れ出る沢水を集めて、草岡に流したオケサ堀と勧進代に流れる嘉永堰が造られた。昭和に入り改修工事されたのが昭和堰だと聞く。今日はこの分岐から昭和堰に向かい、そこから真直ぐ奥の院を目指して、葉山神社を回ってくるコースを取りたい。12:19標木「昭和堰」。水を満々と湛え、時を忘れるかのようにゆっくりゆっくりと流れている。ここから堰の畔を上流に向かって歩いていくが、ほぼ水平道のため沢があると大きく回り込んで意外に時間がかかる。途中、梢の間から祝瓶山が見えてくるようになり、雪を被った大朝日岳も真っ白になって迎えてくれた。水平道が終わると源流の沢から急登になって、13:08息を切らせながら奥の院へ辿り着く。先週10月26日、小国側から祝瓶山に登ったが西面は形の良い山とは言えず、やはり東から見た方が姿良く見える。今、正面にピラミッド型をした祝瓶山がある。今日此処へ来たのは天候の所為もあるが、心の何処かにそうしたい気持ちが潜んでいたのだろうか。
 13:18葉山神社。13:46下山開始するが予定の時間よりも早いかもしれない。何所かでのんびりする時間を取りながら下山しても良いだろう。14:22〜14:30勧進代分岐で休憩。15:05〜15:10例の仮称・十文字の分岐でおにぎりを食べながら一休み。何所へ降るのかワクワクしながら左折したものの、僅か4分で着いてしまった。考えていたとおり標木「葉山登山口」が立っている。そうすると、ここはゲートから登ってくる山道であり、10分も歩けば今日入山した場所に着く筈だ。15:31入山地点通過、15:40ゲートに到着した。
勧進代登山口ゲート
ブナ林を登る
標高500m付近は紅葉の最盛期
上に行くと白い幹だけ
平坦になり分岐が近い
草岡口分岐が見えてきた
山頂へ続く登山道
昭和堰入口
昭和堰に向かう
昭和堰に到着
下流部
堰のほとりを上流に行く
沢の源頭部
堰跡はあるが水は流れていない
祝瓶山
大朝日岳も見える
この沢を渡って奥の院に向かう
奥の院から祝瓶山を見る
葉山神社から見る大朝日岳
葉山神社と葉山山荘
この辺の樹木は積雪で曲がっている
何回冬を越したのだろう
14:04ようやく下り坂になる
直進は草岡口
こちらが勧進代
分岐から勧進代へ向かう
ブナの木と並んで記念撮影
水場 夏はどうかな?
紅葉
紅葉
仮称・十文字の分岐 ここを左に行く
分岐から降る登山道
標木がある登山道入口
山道から白鷹山が見える
葉山を振り返る
登り始めた場所
ゲートに到着した