登山者情報1,278号

【2009年08月29日/おきたま森の先生養成講座/井上邦彦】

 飯豊町にある飯豊少年自然の家において、山形県置賜総合支庁主催「おきたま森の先生養成講座」が行われた。対象者は森林ボランティア団体・緑環境公募事業実施団体・市町村職員・緑の少年団指導者・おきたま癒しの森案内人などの方々である。この講座は2回あり、第1回は星川直さん(環境教育プログラム上級指導者)による「危険予知トレーニング」、第2回が今回の「対処法あれこれ」だ。
 なお画像はdaityann撮影によるものが大部分です。

今日の会場 飯豊少年自然の家 です
受付が始まりました 新しく仕入れた日除けカバーです
講師紹介 任意集団と組織集団の違いは・・・
ツェルトの使い方 冬用登山靴と軽登山靴は底が違う
軽登山靴を選ぶ時はフックに留意 靴紐の締め方で足元を快適に
ザックの背負い方ひとつで重さが変わる 背面搬送法は理論的に無謀だ
ザックを背負うことと、人間を背負うことは共通点が多い
ダイチャンが新竹田方式を披露
両側の裾と腕を縛ります
完成した搬送具で担いでみます
太腿の処理がポイントです
私にも担げました
ビニールテープを使った応急処置
サランラップの利点と欠点
サランラップとビニールテープの組み合わせ
お腹に異物が刺さっています
どのようにして固定すればよいでしょうか?
皆で試してみますが
なかなかうまく行きません
困ったわ〜
これを当てたらどうかしら
そうだ!ビニールテープを使ってみよう
さて講師の出番です 三角巾を細長くして捻ります
環を作って行きます
作った環で異物を包みます
この輪と異物をビニールテープで固定します
どんどん貼って行きます
こんな形になりました
引っ張ってみても動きませんね
ビニールテープで太腿の固定具を作ることも可能です
実際に救助で使用しているレスキューハーネスです
これなら楽々です
普通の担架では山道の搬送は難しい・・その理由は
固定は脇の下・腰の骨・足の3箇所だけ、邪魔な両手も動かないようにしました
搬送中は真横になることもありますし
ひっくり返ることだってあるのです でもこの方法なら大丈夫です
これからの時期はエピペンの使用も念頭に置きましょう

続く⇒