登山者情報1,315号

【2010年02月11日/二王子岳/長谷川芳幸調査】

 天気は、曇りのち雪。7:35南俣の駐車スペースに行くと、見慣れたTさんの車が一台止まっているだけでした。
 7:50スノーシューを付けて歩き始める。風もなくさほど寒く感じない。新雪は、幾らもないがTさんのスキーのトレースの上を歩いても所々ぬかる。参拝道に入ると、目の前をリスが横切るがカメラを取り出す前にいなくなる。
 8:50神社。積雪約150cm。Tさんに30分遅れである。少し休憩を取り、歩き始める。登山者ノートによると、7日は神社で積雪210cm、独標で450cmとある。炊事場の屋根から落ちた雪と積もった雪が完全につながっている、久し振りの大雪である。
 スキーのTさんのトレースは、さほど沈んでいないが、こちらは時々ぬかる。神子石手前から右側斜面に取り付くが、下が凍っており新雪が幾らも無い為にスノーシューが滑って登りにくい。
 10:20ようやく、一王子上のコブに着く。さほど風もない。少し寒くなったので、ゴアを着る。スキー場の音楽が聞こえている。Tさんの、影も形も見えない。急ぐこともないので、少々休憩。霧氷が綺麗である。
 4合目手前の急登も新雪は、少なく下のバーンが滑って登りにくい。木に付いている雪や、氷がだんだん多くなっている。その割に新雪は5〜10cm位と少ない。
 11:05独標。積雪約400cm。ガスり始め、山頂方向は全く見えない。Tさんには、まだ追い付いていない。Tさんのトレースを追って、更に上を目指す。6合目の登りも相変わらず新雪が、少なく下のバーンも凍っておりスノーシューが滑って登りにくい。
 11:40今日は、ここまでと6合目ポール脇で休んでいるTさんにようやく追い付く。休息を取って一王子小屋を目指して下山を開始する。やはり、下が凍っているので滑るが、モナカ状態なので時々、ぬかるし、スノーシューが引っ掛かって転びそうになる。
 12:30一王子小屋。小屋は、殆ど埋まっており、二階の入り口から入る。二階から入るのは、数年ぶりである。風がないので、二階の入り口を開けたままにしているので、明かりがとれるが締めると、ロウソクなどの明かりが必要になっている。デポ品のおでんは、完全に凍っている。珈琲などの休息を取る。
 13:00相変わらず風はないが霧が立ちこめている、そして雪もちらちら舞い始めている。気温は、上がっていないようで雪が腐っていない。下山を開始する。13:30神社。

二王子神社
二王子神社炊事場
一本杉から一王子方面
四合目
四合目付近
独標パンザ
独標の霧氷
六合目下から六合目
一王子杉と小屋
一王子小屋
一王子小屋二階入り口