登山者情報1,318号

【2010年02月21日/二王子岳/長谷川芳幸調査】

 6時半過ぎに、南俣の駐車スペースに着く。NさんとHさんもほぼ同時に着く。Sさんの車など数台が駐まっている。準備をしていると、Tさんも到着。誰か、スキーの人が高知山の方へ入ってるようだとYさん。
 6:55近くの寺の鐘音を聞きながら歩き始める。Nさんは、スノーシューを付けているが私とHさんはツボ足で行ける所までと言いながら、手にスノーシューをぶら下げて歩く。(先週、切れかかった所を応急修理して、万が一に備えてカンジキ持ってきました。)結構締まっていたので、神社までツボ足で行きました。
 7:45神社。積雪190cmと先日より増えている。少し、休憩を取り7:55にスノーシューを付けてSさんに1時間遅れで歩き始める。途中、スキーのTさんとYさんに道をゆずって貰い、Nさんを先頭に一王子を目指す。Sさんのトレースはあるが、先週より多い重い20〜40cmの新雪で歩きにくい。
 9:00一王子上のコブ。4合目方向と眼下ともに見えているが、天気は雲空である。ここで、Hさんはいくらも休まずSさんを追って、ペースを上げて歩き始めて見えなくなる。こちらは、Nさんと少し長めの休憩を取る。周りの木々は、気温が高かったせいか霧氷は着いていない。4合目手前の急登付近で雪が降ってきたので、ゴアを着る。先週と違い、雪は重いし積雪が有るので、きついが滑らずに高度を稼ぐ。
 9:35独標。積雪430cm。SさんとHさんが休んでいました。天候は、曇り空のままで6合目方向は見えるが、山頂方向はガスの中。重い新雪が結構あるので大変だし、天気もイマイチだし…。Hさんが、歩き始めました。あとを追って歩き、途中でトップを交代するがいくらも進まず、トップを交代しようと脇にそれるとHさんに…。そのあと、HさんとSさんが殆ど6合目まで、トップを務めました。
 6合目上ポールまで、来ると殆ど沈まなくなりました。後続は、見えず。ガスってきたので、Nさんがルート旗を挿し始める。油こぼしは、ガスで全く見えずHさんトップに登り始める。イヤな音、先週よりはいいが凍っている。時々、滑りながら油こぼしの上に出るが、ガスで全く視界がきかない。真っ白な世界を登るが、雪の段差も見えず転けそうになる。お花畑上のポール過ぎで、SさんとNさんの声が後ろから聞こえるが全く見えず。Hさんと少し待つ。ガスっているが意外と気温が高く感じる。Hさんも何となく生暖かい風と言う。確かに、この時期普段だとこの標高で汗をかかないが、今日は汗が出てくる。
 9合目の雨量計も近くに行かないと見えない。雨量計から目印の木の樹氷脇を左に曲がり、小屋を目指す。その間にも、Nさんが何本もルート旗を挿す。11:30ようやく、山頂小屋に辿り着く。飯豊は、全く見えず青春の鐘と山頂標識に付いたエビの尻尾を撮って小屋に入る。小屋内気温氷点下6度。
 着替えてお湯を沸かしていると、少し遅れてスノーシューNEさん、スキーのTさん・Yさんと次々と山頂に到着。昼食を取りYさんの美味しいホットコーヒー牛乳を頂く。(Yさんは、先週のアルコールコンロに代わり、ガソリンコンロを持ってきましたが調子よく燃焼するまでに暫く掛かりました。)Sさんが外を見に行く、2名山頂タッチで直ぐUターンして行きました。
 12:45下山開始。登ってきた時より多少天候は、良くなりましたが相変わらず視界不良。少し降ると単独者が登ってきました。お花畑の辺りまで標高を下げると視界も利くようになりました。
 油こぼし辺りまで来ると、結構見えるようになりました。丁度、油こぼしで2名のスキーヤーが登ってきました。(油こぼし写真は、下山時撮りました)13:45独標にて一休憩。
 一王子辺りで、雪のブロックが積んである。少し降ると単独スキーヤーが休んでいた、更に降ると下越の方達6名に追い付く。今日は、雪洞堀やツエルト張りの訓練に登ったとの事。一本杉で、少し話しをしてから降る。14:50神社。

二王子神社
一本杉から一王子方向
四合目
四合目から新発田市方向
独標パンザ
独標から六合目方向
六合目を登る
九合目
九合目樹氷
山頂小屋
青春の鐘
山頂標識に着いた海老の尻尾
油こぼしを降る
油こぼしを見上げる
六合目付近を下山中、左手奥は五頭山
ブロック積み
三合目付近を降る
一本杉から晴れてきた一王子方向