登山者情報1,327号

【2010年03月14日/高知山〜二王子岳/長谷川芳幸調査】

 朝、林道途中の橋の所に車を一台デポしてHさんと、高知山側の林道へ。車は、ゲート大分手前で雪の為入れませんでした。車は、Tさん(6時出発との事)やYさんの車など4台ほど。忘れ物を取りに、Hさんにもう一往復して貰いました。忘れ物を取って着くと、Yさん達の6・7人のグループが出発していきました。
 6:55歩き始める。気温が高かったせいか、林道は沈むので直ぐにスノーシューを履く。予報と違い、雪も降ってきたのでゴアを着る。所々、地面の出ている所が有りましたが、まだまだ林道は残雪が残っていました。途中で、渡辺さん達を抜く。
 8:05山の神。雪も止み暑くなったのでゴアを脱ぎ一休みして、いよいよ登りに取りかかる。先行者のトレースに従い、目印のリボンのない地点から取り付く。(尾根に登り着くポイントは幾つか有る)
 先行のTさんは、スキーを脱いだり履いたり忙しそうなトレースとカンジキの1名?(トレースを見た時は一人だと思っていましたが、女性の二人連れでした)のトレース。こちらも、急登でスノーシューが滑り参る。カンジキの方が良さそうな感じ。
 尾根は、殆ど締まった雪で新雪は少なかったですが、所々雪が割れており歩きにくい箇所が何カ所ありました。また、気温が下がったせいか少し登ると木々には、霧氷が付いておりました。マンサクも、寒そうに咲いていました。
 更に登ると寒いので、ゴアを着込む。天気は、曇り基調で上の方はガスッたままで、天気予報のように晴れてこない。10時頃に、高知山付近で今日はここまでと休む女性の二人連れに出会う、Hさんが一名を知っており、Sさんとの事。あいさつをして、更に先を目指す。視界に、戻ってくるTさんが入ってくる。Tさんにあいさつをして、一緒に二王子を目指す事にする。
 雪は、締まっておりスノーシューは沈まず、新雪も吹きだまり以外は気になる事もなく、鳥居峠・場割越途とガスの中進み、HさんのGPSに従い、場割峰付近から左に折れ降るが、Tさんが場割峰まで行かずに左に折れた気がするのと言うので、登り返してピークまで戻るがガスで視界がきかないので、何とも言えないとの事。もう一度、降るが確信が持てず、戻る事にする。
 30分ほど高知山方向に戻り、12:30頃に風の弱い所で昼食休憩を取る。休憩を終え13:00前には、視界がきくようになり焼峰山なども見えるようなった。戻るTさんに別れを告げて、Hさんと二人で再び三王子を目指す。
 トレースから、先程、場割峰?だった場所は、視界もきくようになり間違いなく場割峰、GPSも間違っていなかったと事を確認して、赤谷越途に向け降る。13:20頃には二王子を下山する人影も見えるようになる。
 13:40三王子の登り掛かる、クラストしている部分はスノーシューの歯が丁度よく噛み楽に登れたが、時々ある新雪部分は滑って登りにくかった。14:00三王子に出る。トレースがしっかり付いているので、ガスが出てきても大丈夫そうなので、山頂を目指す事にする。
 Hさんは、快調に登るがこちらは、バテ気味。14:15山頂。ガスは、晴れたり掛かったりで飯豊も下の方は、時々見えたりする。小屋に入り、一休憩。気温は、氷点下2度。
 時間も遅いので、14:25直ぐに下山を開始する。雪も締まり、快調に降る。14:40油こぼし辺りまで来ると、更に良い天気になり始める。油こぼしは、楽に降る。降り終えると、沈まないのでHさんはスノーシューを脱ぐ。こちらは、付けたまま降る。
 15:05独標。積雪340〜350cm。みかんなどを食べ一休憩。山頂方向は、晴れており小屋まで見える。気温が上がったせいか、木々の霧氷が落ちている。Hさんは、快調に駆け降って行くが、こちらはバランスを崩して転けたりする。
 時々待って貰いながら、15:55神社に到着する。積雪125cm。すっかり、晴れ上がった。南俣への林道途中で、下越の4名に追い付く。下越の人の話によると、豊栄のOさんがパラグライダーを持って登り、飛んで降ったとの事で見えたかと聞かれたが、残念ながらガスで見えませんでした。

高知山林道入口
高知山登山口山の神
高知山々頂手前の大石
高知山々頂付近
昼食を取った所から焼峰方面 2題
視界が効くようになった高知山〜三王子稜線 2題
三王子を登る
琵琶池付近から九合目方向
九合目
青春の鐘
二王子山頂小屋
霧氷と山頂小屋
かすかに見えてきた飯豊連峰
油こぼしを降る
油こぼしから六合目方向
油こぼし
独標パンザ
独標から山頂
上コブから一王子小屋
二王子神社
二王子林道除雪終点