登山者情報1,329号

【2010年03月23日/二王子岳/長谷川芳幸調査】

 7時少し前に除雪終点に着く。Sさんの車のみ。7:10雲空の中、ツボ足で歩き始める。雪は締まっており、歩き易い。7:45二王子神社。積雪100cmである。相変わらず曇り空である。Sさんに遅れる事、1時間15分である。そのまま、ツボ足で登る。
 登りに掛かるとクラストしており、滑るので一本杉でアイゼンを付ける。一本杉からは先日、登った五頭・金鉢山などが綺麗に見えている。アイゼンを付けたので、滑らず歩き易くなった。
 8:50一王子上のコブ。寒いのでゴアを着る。曇っているが、視界は良好であるが五頭方面に雲が出始めた。休憩取り、用事の電話を掛ける。休憩を取った後は、順調に高度を稼ぐ。4合目の標識は、雪から出ていました。一昨日登り、昨日の悪天候の為、山頂で2泊した下山中の2名の登山者と会う。
 9:25独標。積雪280〜290cm。周りの木々は、気温が低かったせいか、霧氷が付いている。雪が降り始めた、6合目方向は、ハッキリ見えているが山頂は何とかと云ったところである。周りの雪は、昨日の黄砂のせいで色が付いている。その黄砂で色の付いた雪と新雪の白で模様がついて目を楽しませてくれる。
 油こぼし手前で雪は、やんだがガスリ始める。このまま進むか考えながら感覚でガスの中、油こぼしを登る。更に登ると下山してくるSさんと出会う。風はあるが、雪が降っていないしポールは全部出ているし、ブッシュも出始めているので大丈夫だよと云われて山頂目指す。時々、Sさんの付けたトレースを見失うが歩き慣れた感覚で登るとポールが有る。お花畑辺りからは、時々ガスも晴れたりしてポールが見える。9合目に着いた時は、山頂小屋見えなかったが写真を撮っていると一瞬ガスが晴れた。小屋へ一直線で向かう。
 10:50何分でもないが小屋着く頃には、ガスも晴れ始めて飯豊も時々、見え始めた。風が強く凄く寒いので、写真を撮り小屋に入り温度計を見ると、小屋内気温氷点下7度である。また、ガスすると心配なのでパンと珈琲の休憩を取り直ぐに下山する事にする。
 11:10下山開始。ガスも晴れ、視界もきくようになってきたがそのまま降る。8合目付近で、2名の登山者と会う。天気が、イマイチなのでと云って登っていかれました。その後、3名のパーティー2組とすれ違う。今日登ったのは、私を含めて計10名で、スキーの人は一人もいませんでした。
 11:50油こぼし上。すっかり晴れた、風景を撮りながらアイゼンをきかせて降る。12:20独標。振り返ると山頂は、見えておりました。そのまま、一王子小屋まで降り。12:40〜13:00一王子小屋で休憩取る。雪も緩んできたので、アイゼンを外して降りる。13:30二王子神社。青空が時々見えるようになりました。

二王子神社の雪の消え始めた石段
二王子神社
一本杉から五頭・金鉢山
一本杉から一王子方向
四合目
独標パンザ
独標からブナの霧氷と黄砂の模様のできた雪
六合目付近黄砂で色のついた雪
ガスり始めた油こぼし下
九合目
山頂小屋と青春の鐘
青春の鐘と見え始めた飯豊
山頂から三光山方面
二王子岳三角点
山頂小屋
見えてきた杁差岳
九合目から蒜場山
八合目付近から山頂方面
黄砂で色の着いた霧氷
藪が出始めた油こぼし上から
油こぼし下から
登山ルートから一王子小屋
一王子小屋入り口付近
一合目付近のマンサク