登山者情報133号

【1993年07月22日/石転ビ沢・飯豊山周辺図/藤田栄一調査】

梶川出合直前(標識〜合流部)の雪渓の状況が大変悪くなっています。注意してください。図は樽口峠から望んだ石転び沢上部のルート図です。1990年と1991年の7月始、1992年7月2日、1989年7月26日のものと似ています。北股沢出合から上の(B)区間は、落石が最も集中するところです。途中で休むことなく一気に登ってください。草付き(C)はお花畑の夏道ですが、途中の水場付近は落石が来ますので近づかないで<ださい。また草付きから落石を発生させないよう注意してください。草付き上の斜登(A)は、コース中最も傾斜がきつ<滑落事故の発生しやすい地点です。十分注意のうえ通過してください。

【丸森尾根・梶川尾根】
丸森峰と地神北峰の間の残雪は、樽口峠からは見えなくなりました。梶川尾根は、標高1600mの残雪の脇に登山道が見えています。

【主稜線:7月22日:御西小屋服部さん→梅皮花小屋尾形新一・小関芳寛】
梅皮花小屋の水場は使えます御西小屋の水場は残雪に埋まっており、近くの融雪水を使用しています。本山小屋の水場も埋まっており、雪を溶かして使用しています。

【飯豊山周辺図】
各山小屋に設置しているノートに、山小屋の水場を教えて欲しいという要望が多かったので、第一弾として本山小屋の水場を掲載します。なお、現時点では水場は雪に埋まっています。また旧赤谷登山道も雪で覆われています。その他のコースで、ここに示したものは露出しています。