登山者情報1,332号

【2010年04月04日/棚橋山〜馬ノ髪山〜俎倉山/長谷川芳幸調査】

 日曜の天気予報が、晴れになっていたので二王子が混むと思い、静かな棚橋山〜馬ノ髪山〜俎倉山と歩いてきました。
 7時少し前、除雪終点まで(いつもの、工場跡の少し先でゲート)確認のため車を走らせてから滝谷森林公園入口の看板近くに車を止める。天気は、予報通り快晴。
 7:15準備を整えて見当を付けて、Nさん先頭に締まった雪の上を歩き始める。Kさんから昨日聞いた、送電線監視道11番にバッチリと当たる。Nさんが、以前登ったのは隣の尾根との事であるが雪の無い監視道を登り始める。まだ、体が慣れていないので、いきなりの急登で参る。少し登ると雪が出始める。
 7:45登る目印と言っていた、加治川治水ダム送受信所の建物の所まで登る。見晴らしはすごく良い。呼吸整えて、時々、スボットぬかったりガチガチになったする雪を更に登る。主尾根に取り付く時に雪が付いていると大変と言っていた急登は、運良く雪が落ちており、藪につかまりながら登る。尾根まで出ると、風が有り多少寒いがさほど強くないので、そのまま歩く。日なたの雪は沈むが、日陰になるとガチガチで、急斜面はツボ足では多少こわい。幾つかのコブで、Hさんに棚橋かと聞くと、GPSはまだ先と表示を出しているとの事。
 9:00やっと最初の目的地、棚橋山668mに着く。後ろを見てびっくり、誰こないと思っていた山に直ぐ後ろに地元赤谷の単独者が少し遅れて到着。(馬ノ髪山方向に少し行った所で、Uターンして行きました。)一休みして、先が長いので先を目指す。しかし、雪の残り具合が悪い箇所や、やせ尾根でこわい箇所が何カ所か有り慎重に歩く。ただ、尾根からの眺めは最高で360度の大パノラマである。左に二王子・焼峰、前方は飯豊・蒜場、右手に御神楽などと楽しませてくるが、カメラを廻す時間は長丁場のためさほどない。
 10:30〜40馬ノ髪山757mで休憩を取り、動く始めると携帯が鳴る。中条のHさんからで、もう俎倉着いて、楽しみを始めたかねと…。こちらは、まだまだと少し話しをする。日当たりは、ぬかり歩きにくい。馬ノ髪・俎倉の最低鞍部に向かい降る。(境界尾根から離れて、北側斜面をトラバース)Tさんの書いた文(岳人2008年10月号)やSさんに聞いたいた通り歩いているか不明で有ったが、Tさんの文に出てきたマンモス杉に出会ったので、間違いないと俎倉を目指して歩く。Tさんの文の通り、天然杉(クマスギ)とブナが交互に繰り返す。ザクザクの雪に足を取れ歩いていると、ようやく俎倉が見えてきた。最後の急登を、何回も休みながら登り切る。
 12:20ようやく本日の最終目的、俎倉山857mに着く。夏場では、見られない眺望そして、この先続く岩岳〜蒜場の尾根を眺めを楽しみ(蒜場から先は、先は見えないが烏帽子〜飯豊・大日へ続く残雪期の縦走路)、NさんとHさんのいつもの、休憩場所に降る。雪は、この時期の早い時間に来ると、堅くてこわい降りであるが、今日は日差しも有り、ザクザクになっているので降りは比較的楽に、窪地まで降りる。風が当たらず、休憩には好地点である。その分、展望は無し。12:45〜13:50ゆっくりと休憩。
 カンジキを付けて、降り始めるがスノーシューが欲しいくらい、ぬかる。冬ルートの釜ヶ沢の林道を(私は、初めて歩くルート)疲れて、いつもながら少し遅れて歩く。暫く降ると、人の足跡が有るとHさん達の声がする。アイゼンを付けた足跡であったが、ぬかるので登るのを途中で諦めたようである。
 林道をから外れて、近道するはずがルートをミスして少しアルバイトする。Nさんのカンジキのヒモが切れる。14:55ようやく、別な林道に出る。魚釣りの人に出会う。15:05橋を渡り、正規ルートに戻る。それにしても、雪がくさりぬかるので、参る。
 15:30冬の俎倉取り付きに出る。ゲートまで2分。15:40車。

今回のコース(Hさん提供)
車を止めた所から棚橋方向
送電線監視道11より取り付く
加治川治水ダム送受信所アンテナを目指して登る
加治川治水ダム送受信所
最初のピーク手前の急雪が落ちていた
自然の造形
棚橋手前、雪が割れていた
鳥の足跡
鳥の足跡と焼峰、奥に飯豊
棚橋山頂から二王子
山頂から川内山塊方向
山頂から管名・五頭方面
山頂から五頭方面
山頂から二王子方面
山頂から焼峰
山頂から飯豊・蒜場山方向
棚橋からやせ尾根を行く
棚橋〜馬ノ髪間、縦走中間地点の馬ノ髪・蒜場山を望む
イヤな雪
たくましい杉
間もなく馬ノ髪
馬ノ髪手前の登り
馬ノ髪山頂付近から蒜場・飯豊
馬ノ髪山頂付近から五頭・管名方面
山頂付近から飯豊
馬ノ髪・俎倉間、最低鞍部に向かい降る
雪の割れ目をトラバース
最低鞍部付近、通称マンモス杉?
ようやく俎倉が見えてきた
ブナ切り付け
俎倉手前の急登
俎倉山頂から蒜場
山頂から飯豊
山頂から天狗の庭と二王子・焼峰方面
俎倉から登ってきた尾根を望む
俎倉から加治川治水ダム方向
俎倉山頂から少し降った窪地で昼食
俎倉下山中デブリ
俎倉下山中林道を行く
俎倉冬の取り付き口
林道ゲート