登山者情報1,336号

【2010年04月29日/二王子岳/長谷川芳幸調査】

 昨年、11月から続けている毎月、二王子登っている記録を続けるために、今年14回目となる二王子へ行って来ました。
 朝、予報では雨が降っているはずでしたが、曇っていたので家を出る。25日は、車が参拝道入り口までとの事でしたが、運良く神社まで入るようになっていました。車は、一台で周辺を管理している方のようで参拝道などを手入れしていました。
 6:40出発しようとすると、車が一台来る。女性4人組である。(途中で引き返したようで、山中では会いませんでした。)曇り空の中、歩き始める。約1ヶ月ぶりである。雪は、登山道には殆ど残っていない。やっと、ブナやカエデなどが芽吹き始めている。一本杉で、いつもの通り写真を撮る。一王子方向は、殆ど雪が見られない。
 神子石付近から雪に乗るが、ほぼ夏道通りである。2合目の水場は、雪解けのせいか勢いよく沢水が流れている。一王子までは、雪があったり地面が出ていたりでした。
 7:35一王子。小屋の様子を見てそのまま、曇っているし登る事にして歩き始める。雪の上を、夏道沿いに登るが、途中から冬尾根の方に上がるが、藪が出始めている箇所もありました。4合目の標識の辺りは、地面も見えていました。
 8:15独標。積雪130cm。雨もポツポツ当たり始めてきた。山頂方向は、全く見えず。雨も、降ったり止んだりしている。6合目手前辺りから、ガスリ始め視界がきかなくなる。しかし、予報では短時間で回復するという予報に期待して、そのまま登る。
 6合目下ポールでコンパスを出す。まだ、この辺は、地形や木の形で何となく分かるが、油こぼしの上で荒れられたら大変と思いながら歩いていると、6合目上ポールが見つからない。少々ルートから外れているようだ、少し探すと見つかる。コンパスの角度と記憶している地形を思い浮かべながら歩く。その後は、多少のズレはあったが全てのポールを見付けながら登っていく。
 9:15油こぼし下ポール。全く、油こぼしは見えない。気温が高いせいか、雪がザクザクで苦もなく油こぼしを登り切り、9:25油こぼし上ポール。風雨も強くなってきた、視界はきかないが、ブッシュもかなり出ているので、そのまま登る事にする。その後は、ガスッており次のポールは見えないが、所々にかすかに残るトレースや角度を確認して登っていると比較的順調にポールも見つかり登る。
 10:00 9合目、ここで大きく曲がり山頂小屋方向を見るが、この天気では当たり前だが、ガスで全く見えず。雪原を、小屋の方向を目指して歩く。(藪の出ている所も結構あり)
 10:05山頂小屋。あられ混じりの雨風が強いが、山頂三角点まで行き写真をとる。ガスで、全く見えず。小屋に入り少し寒いので着込む。(気温3度)お茶と、お握りの行動食を取り、今日は早々に退散する事にして10:20下山開始。
 外に出ると、雨から完全に雪に変わっている。お花畑付近までは、順調に降るが、うっすらと積もった雪や眼鏡が曇るせいでよく見えず、やや右に行きすぎた様で思った辺りにポールが見つからない。登り返すと、数名の登山者の登っていくトレースが有る。それに従い、こちらは降る。油こぼし付近で、5人パーティとすれ違う。天気は、快復しない。トレースが、しっかり確認出来るようになったので、順調に降る。途中で、引き返したトレースがある。
 独標付近まで来ると、大分天気も良くなってきた。しかし、相変わらず山頂方向は、ガスの中である。11:50一王子水場。登る時に、ミズバショウが咲いているのが見えたので、降って写真を撮ってから小屋に向かう。
 12:00一王子小屋。雪囲いが飛んでいたので、近くに有ったベニヤ板を小屋に入れてから昼食をゆっくりと取る。12:40小屋から出ると、雨もあがっている。朝来た、夏道を順調に降り13:20神社に着く。車が、3台ほど駐まっていました。
二王子神社
一本杉から一王子方向
二合目水場
一王子小屋
四合目
独標パンザ
油こぼし下
油こぼし上
9合目
奥の院から山頂小屋方向
山頂小屋
二王子山頂
一王子水場ミズバショウ