登山者情報1,395号

【2010年10月09日/権内尾根/井上邦彦調査】

 まずまずの天気予報が直前になって悪くなった。最近は熊の出現頻度が多くなり、凶暴化も進んでいる。熊スプレーを忘れないように腰に着けた。
 05:25彫刻公園から自転車に跨り出発。05:34中の橋、05:42鉱山跡を通過する。06:01-09東俣林道終点に自転車をデポする。
 第一橋を渡り、ブナ林を行き、目の前の聳え立つような登りを越えると、細い尾根をほぼ平坦に進む。三吉の峰の分岐であり、細い標識が立っていた。以前、このまま尾根沿いに踏み跡を登って遭難した方がいるので気を付けたい。06:25-30三吉の峰でカメラを構えたら電池がない。GPSと合わせて新品に替える。
 右に曲がり、へつるように進んで、ブナ林へ降る。昔ここに幕営地があったが今は水も汲めない。湿地があり、歩き始めは足を濡らしたくないので丁寧に石を拾って進むと、目の前に鉄錆色の橋が出てくる。昔はここを籠で渡った記憶がある。
 06:39第二橋を渡って立派なブナ林を登る。橋を渡りきった所で左に踏み跡があるが、釣りや山菜・茸道なので、迷い込まないようにしたい。尾根に出て、順調に高度を稼いで行くと、急な登りにロープが設置されている。
 07:09-19雨量計で食事を摂る。権内峰を見ながら黙々と登る。背後には大境山と枯松山が姿を現す。07:42カモス峰で主尾根と合流する。ここからはピークをひとつひとつ越えていくことになる。風が梢を揺さぶる音が賑やかである。時折、小雨がぱらつく。
 08:10-12権内峰で携帯電話を出し、雨の分布を見ると、二つの大きな雨の塊の間にいることが分かった。これが来れば、ただで済まない。モチベーションは一段と下がる。08:16-21風を避け、若干降った所で食事とする。
 08:44-53千本峰から仰ぐ前杁差岳が霞んできた。それまで見えていた朝日連峰は雨に覆われているようだ。今回はここから引き返すこととする。
 09:21権内峰を通過し、09:41-52カモス峰で休憩を取る。携帯電話は3本立つが送信できない。10:11-21雨量計、10:45第二橋、10:58-06三吉の峰分岐、11:16-19林道終点で自転車に乗る。
 11:31鉱山跡、11:37橋、11:45彫刻公園に到着した。

三吉の分岐からカモス頭と権内ノ峰を見上げる 
 
 三吉の峰の分岐 ここから右に下る
 
 大境山
 
 カモス頭
 
 権内ノ峰
 
 
権内ノ峰山頂 
 
 前杁差岳を望む
 
 前杁差岳
 
 大境山
 
 サラサドウダン
 
 尾根を進む
 
 権内ノ峰を見下ろす
 
 大境山と権内ノ峰
 
 雨量観測所
 
大境山と朝日連峰 
 
 千本峰山頂
 
 前杁差岳を仰ぐ
 
 権内ノ峰
 
 キノコ
 
 
 キノコ
 
 
 キノコ
 
ナラタケ 
 
 東俣第二橋
 
 橋上から東俣川を覗く
 
 橋のたもとの湿地
 
 三吉の分岐手前
 
三吉の分岐 
 
 東俣第一橋
 
 東俣林道終点
 
鉱山跡 
 
鉱山跡にある「金山の清水」 
 
彫刻公園のゲート