登山者情報 1,416号

【2011年01月29日/二王子岳/長谷川芳幸調査】

 朝、会社に寄り用を済ませ、車を走らせ川東地区に入ると久し振りに二王子の山頂が見えたので、写真を撮ったりしていたら南俣に着いたのは、8時頃になった。8:15準備をして先日同様にスノーシューを車から着けて歩き始める。天気は、曇り空であるが、青空も出始めている。先行者は、1名だけのようである。トレースが有るお陰で、歩き易い。
 9:15〜25神社。積雪は、2mで殆ど変わっていない。先行のNさんより1時間遅れである。天気は、青空になり日も射している。先週より、雪が締まってきているので歩きやすい。一本杉でいつもの通り写真を撮る。五頭も見えている。風は無いが、雲が増え始めている。10:30〜35一王子上コブ。雲が多くなり五頭は見えなくなっている。しかし、相変わらず風は弱く、なんとか持ちそうな案配。先週よりも、スノーシューも沈まず歩き易い。4合目手前の急登でNさんが降りてきた。天気が悪くなってきたので降りてきたとのことで、「もう少し進みますか」声を掛けると、もう一度行けるところまで登るとのことで一緒に登り始める。
 11:15〜20独標(五合目)。積雪3m80cm。天気、雲空でややガスが出始めている。視界も利くので、13時頃まで進むことにして歩き始める。さすがに、トップに立つとスノーシューが沈むが、深いところでも膝辺りなので先週よりは楽である。6合目の急登は、膝上の箇所も有ったが、その上はさほど沈まなくなる。しかし、ガスが濃くなったり薄くなったりで、視界は余り良くない。GPSと地形を確認しながら登る。12:20油こぼし下ポール。油こぼしは、比較的楽に登れた。油こぼしの上に出ると、風も強くなり、ガスと地吹雪でポールも見えたり見えなかったりの天気になる。しかし、雪面は殆ど沈まなくなり歩き易くなる。9合目の雨量計で山頂小屋に向かいコンパスで角度を確認して曲がる。ガスと地吹雪で視界が悪くホワイトアウト状態に近い。
 13:15山頂着。小屋は、大きめのエビの尻尾がついていた。入り口の雪を落としてから、青春の鐘を見に行く。青春の鐘は何年か前に見たモンスター状態になっていた。写真を撮って小屋に入る。小屋の温度計は、氷点下7度を指していた。行動食を取り、GPSの電池を交換して直ぐに下山に取りかかる。
 13:30下山開始。登ってきたトレースは、少し降ると消えている。天気は、相変わらずガス・地吹雪で視界が悪い。お花畑上ポール付近で130mほど(GPSデータ)ルートミスをして一度、登り返すが、後はミスもなく降る。油こぼし付近で、ガスが一時晴れて視界が利いて素晴らしい景色が見えるが、後はガスは晴れず雪も降り出す天気となった。15:45神社。

日の出の二王子岳(川東地区より)
南俣林道入り口
青空の二王子神社
一本杉から一王子方向
一本杉から五頭
一王子上コブから独標方向(ガスリ始めた)
一王子上コブから新潟平野方向(ガスリ始めた)
山繭
独標(五合目)パンザ
独標(五合目)から六合目方向
油こぼし下ポールから油こぼし(ガスで視界不良)
九合目雨量計
山頂避難小屋
青春の鐘(ガスと雪で飯豊見えず)
ガスが晴れた油こぼし付近
ガスが晴れた油こぼし付近
油こぼし下ポールより油こぼし(登る時より少し視界良くなった)
六合目付近を降る
独標 時々太陽が見える