登山者情報 1,425号

【2011年03月05日/二王子岳/長谷川芳幸調査】 

 今まで、岡田の食品団地のコンビニが最終であったが、二月末に、岡田の加治川の安全橋を渡ったところにコンビニが出来た。Nさん達はそこで、買い物をしてきたとの事である。今日の入山者は、Nさん達3人と私の4名のみであった。
 7:10南俣をツボ足で歩き始める。思っていたほど、新雪が積もっていなかったので快調に神社を目指す。7:50〜55神社着。曇り空、積雪170cm。ツボ足でSさん先頭に、登山道に入る。さほど、新雪は多くない。昨日の物かトレースが残っている、トレースから外れると少しぬかる。二合目付近からは、いつもの通り右側の尾根に取り付く。いつもより、雪庇が発達している。一王子上のコブでは、休憩を取らずに通過する。
 9:30〜40四合目手前の急登に取り付く前に休憩を取る。団体が数日前に登ってきたようで、あちこちに雪洞が掘られている。埋め戻しておかないと危険な事も有るのだが...。ここで、スノーシューを着ける。急登は思ったよりも滑らず登り切る。木々の霧氷の白さが、今回の弥生寒波の強さを物語っている。
 10:10独標(五合目)。積雪380cm。六合目方向は見えているが、山頂は見えない。新雪は、さほど多くないが先週登った時のトレースは、全く消えている。SさんとHさんが我々を引っ張っていく。六合目を登った辺りからガスが濃くなり、風も出てきた。ポールもよく見えなくなる。油こぼし辺りは、目視での地形確認は殆ど出来ない。油こぼし手前で左へ行き過ぎる。少し戻って、油こぼしを登る。11:10油こぼし上ポール。風も強くガスも晴れそうにない。中尾根を降る予定でルート旗を挿してこなかったが、天候の回復も望めないようなので、お花畑からは、Nさんが挿し始める。九合目の雨量計は、直前まで行かないと見えない。小屋に向かい曲がる。
 11:55山頂小屋。青春の鐘は、エビの尻尾がまた発達し始めている。中に入り、昼食タイム。小屋の寒暖計は、氷点下6度。寒い、Sさんコンロでお湯を沸かしてペットボトルで即席湯たんぽにしている。先週よりも小屋の中は、風の音も聞こえず静かである。
 12:55下山開始。小屋の外に出ると相変わらず、天候は荒れている。登ってきた時のトレースも消えている。ルート旗を回収ながら順調に降る。油こぼしで、Nさんが尻セードを試みるが滑らず。スノーシューもさほど滑らず比較的楽に降る。六合目付近まで来る、風も弱まりガスも晴れてくる。振り返ると山頂方向は、雲の中である。14:00〜10暖かくなってきたので、山頂で着込んだ物を脱ぎ、休憩を取る。スノーシューもさほど滑らず、順調に降る。15:10神社。
二王子神社
一本杉から一王子方向
四合目下雪洞跡
四合目登り
独標から六合目方向
独標パンザ
六合目付近を行く
六合目を登る
油こぼし付近殆ど視界無し
油こぼし付近・木に付いたエビの尻尾
青春の鐘
山頂小屋
六合目付近を降るガス晴れてきた
沢を降る
登山ルートから一王子小屋