登山者情報第150号

【石転ビ沢】
赤滝付近の雪渓の状態がかなり悪い、石転ビノ出合までは全て夏道を行く.門内沢・ホン石転ビ沢・北股沢はまだ雪渓が続いているので迷い込まないように注意すること.所々に黄色い旗を立てたのでルー、ト判断の材料にすること.北股沢出合の清水は利用できる.黒滝に割れ目が発生した、特に下山時には充分注意すること.中ノ島途中の水場はまだ落石がくる.中ノ島上部から斜上する雪渓は10 m程度残っている.滑落に充分注意する.また登山者がここを通行中に上部からの落石があった.梅花皮小屋直下の雪渓は5m程度になった.北股岳直下のイイデリンドウの群生がとても素敵だった.
1994年07月23日現在(高橋弘之調査)
【登山者の方からFAX入電】
7月20付22日、梶川尾根〜ダイダラ尾根を歩いてきました.7 月21日天狗ノ庭でシラネアオイが雪渓の消えたばかりの所に咲いていました.22日ダイダラ尾根ではマツムシソウ・キンコウカ・クガイソウ・シモツケソウ・ギポウシが登山者情報147〜149 号のリストにない花として見受けられました.
(黒磯市 渡部逸郎さん)
【梶川尾根〜石転ピ沢】
梶川尾根ではヨツバシオガマ・キンコウカ(終)・チングルマ・オヤマノエンドウ(終)・タカネマツムシソウ・ミヤマアキノキリンソウ・コゴメグサが咲いていました.稜線ではハクサンフウロ(盛)・ニッコウキスゲ(終近い)・エゾイブキトラノオ・ヤマトウバナ・タカネツリガネニンジンが咲き、梅花皮小屋から石転ビ沢を降り始めるとシナノキンパイ・オタカラコウ、中ノ島でほシナノキンパイ・ミヤマキンポウゲが見られました.1週間前と比べてスプーンカットが大きくなって歩きやすくなりました.
1994年07月24日現在(木内茂雄調査)