登山者情報1,508号

【2011年11月23日/二王子岳/長谷川芳幸調査】
 天気、晴れ、単独。7時少し前に二王子神社に着く。車が数台駐まっており準備している人もいた。神社の境内は、うっすらと雪が残っていた。7:00やや雲か多いが晴れの神社を歩き始める。7:30一本杉。一王子方向は、雪が有る。振り返ると、五頭にも白くなっている姿が見える。7:40二合目水場。水量は豊富である。少し登ると、雪が多いので一王子で登るのをやめた軽装の人が降ってきた。
 7:55三合目(一王子)。小屋は、冬囲いがされおり、更に冬用の二階入口用の梯子が新しくなっている。雪が多くなってきたので、カンジキを着ける。先行者はツボ足のままである。8:40四合目。思ったより雪が多いので、スローペースである。先行者のトレースが有るので、助かる。更に、高度を上げ五合目手前で先行の2名に追い付く。こんなに雪が有ると思っていなかったので、カンジキを持って来なかったとの事。ラッセルを交代して、五合目へ向かう。
 9:05五合目(独標)。積雪50〜60cm。しかし、くぼんだ登山道はそれ以上に有る。ラッセルを交代しながら進むと、新大(新潟大学)の探検部の若者が追い付いてくる。しかし、彼らもツボ足のカンジキ無し。深い所では、1m以上の雪になかなか進まない。六合目手前で下越のSさんが追い付いてくる。この新雪だったらカンジキよりスノーシューだったねと話しながらラッセルをする。
 10:20六合目。天気は、快晴になり素晴らしい景色である。それに、この時期としては暖かい。油こぼし手前でカンジキを持った3人が追い付いてきた。一番元気な方に、油こぼしのラッセルを任せる。難儀はしたが、思ったほど深くなく登り切る。11:00七合目(油こぼし)標識。朝日連峰が白く輝いている。それに、鳥海山もえている。初冬の穏やかな晴れ間である。 やはり、風が有ったようで積もっている雪の量が少ない。カンジキを持った人間が増えたのでラッセルのペースも上がる。
 11:15八合目(お花畑)。水場は、雪の下である。小腹が空いたので、先頭集団から離脱して行動食を取る。Sさんが登ってきた。11:40三王子。この付近は、この時期つき物の雪で木の枝などが登山道を覆い歩きにくくなっている。山頂小屋は、綺麗に見えている。九合目の雨量計脇まで来ると、飯豊が白く輝いている。足を止めて写真を撮ったりする。
 12:00山頂。登り始めから5時間掛かりようやく着く(最初に登り始めた方は、神社から5時間半)。飯豊・朝日、それに遠く鳥海・燧が岳など素晴らしい眺めを写真に撮ったりしてから小屋に入る。小屋は、新大の探検部の人などで結構混んでいる。下越のSさんは、小屋に入らず直ぐに降っていった。小屋の温度計は、2度とこの時期としては暖かい。温かい食べ物を取り、休憩を取る。そのあとも、続々と登ってきた。
 13:05下山開始。降り始めても、まだ登ってくる人がいた。14:15五合目(独標)。15:40神社。
二王子神社
一本杉から一王子方向
神子石
二合目水場
一王子小屋
四合目
五合目(独標)
六合目
油こぼし方向(六合目少し上付近より)
山頂小屋(六合目少し上付近より)
油こぼし・アップ(六合目少し上付近より)
油こぼし下ポール
霧氷の中を行く(油こぼし登り)
七合目(油こぼし)
朝日連峰&鳥海山(油こぼし上)
鳥海山(油こぼし上)
八合目(お花畑)
八合目から角田・弥彦山
八合目から五頭山
八合目から
八合目から三王子方向
八合目から山頂小屋
八合目から朝日連峰と鳥海山
三王子手前の登り
三王子付近の藪
三王子(祠が雪に埋もれている)
山頂がだんだん近づく
琵琶池付近

続く ⇒