登山者情報1,520号

【2012年02月09-10日/山形県山岳救助訓練/井上邦彦調査】
 山形県山岳遭難対策協議会と山形県警察の合同による山岳救助訓練が蔵王連峰坊平において実施された。講師は井上邦彦が上級班、菅野享一が初級班、仁科友夫が警察救助隊を担当した。
開講式
屋外でアバランチビーコンの実習
始めは戸惑っていましたが
すぐに慣れて、短時間で発見できました
ホダ雪の中に入って支点の取り方
流動分散で、支点を外しても大丈夫
全員が確認します
雪上の枝は凍って折れやすいので、雪を掘って作ります
急斜面に移動しました
先ずは滑落停止(ピッケルストップ)の確認
きっちりと止まります
次は確保です
各自が教えあいます
こちらは菅野班です
自衛隊の方、消防の方
岳ちゃんが指導します
支点が一番大事です
小国の本間隊員が見本を見せます
腰確保でロープ操作の感覚を確認
実際に人を落として停めます
こちらは仁科班
スタンディクスアクスビレイ
荒れた天候の中、真剣に聞き入ります
順番に体験します
さらに天候が悪化
納得のいくまで何度もやります
スキーパトロール隊の方々
木々は凍り付いています
翌10日
仙人沢で、班を二つに分けました
一人の吊り下げ
吊り上げの準備
隣のチームも始めました
各自がポジションについて
吊り上げが始まりました
システムを取り外して、再び作ります
今度は人間を背負って下ります
隣の班です
雪が器具に挟まり動かなくなることがあります
様々な状況に対応できるように訓練をします
深い沢です
雪崩埋没者を掘り出して、ブルーシートに包みます
カラビナを使って橇に仕上げます
斜面を引き上げます
シートの中には実際に人間が入っています
滑車を上手に使って
ロープ1本が頼りです
下は仙人沢に架かる吊橋です
登り終えてトラバース
下にずれないように支えながら進みます
ブナに咲く雪の花
閉講式
菅野講師の講評

菅野班の記録画像 ⇒