登山者情報1,531号

【2012年04月03日/極楽山/井上邦彦調査】
 

 爆弾低気圧が近づいており、午後から悪天になる予報である。余裕を持って午前中に戻ってこれる山という条件から、極楽山を選んだ。昔、小国町に極楽という集落があった。集落が先か山名が先か分らないが、その名前から興味があった。河原角ワラビ園を登って行けば良いのだが、それでは面白くないので、新股から登ることにした。
 小倉林道の分岐に車を置き、08:31歩き始める。林道にはしっかりとしたトレースがある。スノーシューの跡なので、AXLの仕事だろうと思っていたら、案の定、ガス管の管理施設で足跡は途切れた。ワカンを履き、08:40そのまま林道を進み、右岸に移った所から斜面に取り付いた。結構急な斜面で亀裂も入っているので、小尾根沿いに登る。雪がざけており、大股でゆっくり登る。
 尾根に出て暫く進むと雪庇が行く手を遮った。両手で雪を崩して、09:13小峰に立つ。ここからは緩い斜面を登降して、09:24極楽山々頂に立つ。山頂からの展望はなかなかのものであった。帰路は素直に戻り、09:59車に到着した。

今回のコース
ここから歩き始めた
この先はトレースがない
振り返る
亀裂の脇の小尾根を登る
ブナの実の殻がまだ付いている
亀裂
広場になるとブナ林
さらに登る
尾根に上がると掛摺山方面が見えた
尾根上はナラ枯れが続く
朝日連峰が見えた
朝日連峰
飯豊連峰も見えている
掛摺山(滝の丸山)
猿鼻山
茂松山
ゆっくりと標高を上げて行く
小峰から僅かに降る
カモシカの足跡
雪庇が立ちはだかった
雪庇を越えると山頂が見えた
新潟県境方面の山だろう
河原角ワラビに着いた
飯豊山
掛摺山
猿鼻山へ続く尾根
猿鼻山々頂
茂松山
山頂からの展望
降る
朝日連峰に続く分水嶺
振り返る
雪庇を越えた所
住人は誰だろう?
ナラに付着している植物
イタヤカエデ
ホウノキの芽
ウワズミザクラ
コシアブラ
ガス管維持施設
樹木が雪を支えている

おわり