登山者情報1,545号

【2012年05月26-27日/指導員研修会兼春山合同訓練/井上邦彦調査】
 今年も山形県山岳連盟指導員研修会兼春山合同訓練が実施された。豪雪により天狗平ロッジまで入れないので、小玉川小中学校が会場となった。講師は小国山岳会の岡崎会員(医師)、井上登山部長、吉田ガイド。各指導員は講師の補助者として具体的な指導方法を研修した。
 初日は岩場での基本動作と、岡崎会員による座学、翌日は雪上での基本技術を研修し、倉手山々頂まで登って、飯豊連峰の展望を満喫した。
粕川山形県山岳連盟副会長の挨拶
登山部長挨拶
受講者のみなさん
会場を移して
ハーネスにヘルメットをつけて
初日の訓練が始まりました

詳しくはこちらをご覧ください

登り終えて
復習です
小玉川小中学校に戻って
岡崎講師から講義を受けました

岡崎講師の講義内容(メモより)
・頭の怪我は外見では分らない。耳目鼻からの出血、会話、吐き気の有無、
脈、呼吸、血圧、手足の動き等を観察する。意識がない時はしかるべき体位
を取らせ、頻繁に声を掛ける。
・胸は分りやすいが変化するので注意する。胸に穴が開いた時は、吸った時
に入らず吐く時は出るようにシールをする。ピッケルなどが刺さると、中に弁
ができる。肋骨が折れた時は、圧迫すると片肺になるが機能はする。
・腹も分り難い。呼吸、脈、体温を観察する。
・低体温症は、脱水、脱塩の問題、飲んで食って寝るのが良い。
質疑応答
・下界で必要な塩分と、登山で必要な塩分の量は異なる。本来0.2〜0.3%が
必要なのにポカリは少なすぎる。

厨房では
LFDの指示が飛びます
わらびの一本漬け
山菜づくし
大盛です
大量のコシアブラ
齋藤小国山岳会副会長の音頭で
乾杯!!
竹爺はブログ用の撮影に怠りありません

つづく ⇒