登山者情報第155号

く石転び沢コース状況)1994.8.11 菅野享享一調査
石転び沢出合付近ははまだ雪渓上を石転び沢右岸の大石へ渡ることができるが、日々状況が変わるのでルート検討を要する。大石付近約200mは雪渓が消えているので左岸ルートは無理です。雪渓を登り始めて約300mほど左岸(出合とホン石転び沢との中間)に亀裂が発生しているので右岸にルートを取ること。北股沢出合にも黄色の旗でコース目印をつけているが、花の時期でもあり見落としやすいので注意。雪渓表面はぞけていますが、特に下りの場合はアイゼンがあると楽でしょう。雨模様で地盤が緩んでいる時や、ガスで視界が効かない時は、落石・雪渓崩壊などに十分注意が必要です。北股沢出合から上部夏道への渡りは雪渓が薄くなっているので、登りが楽だからと先端まで詰めないこと、危険です。水場から黒滝〜中ノ島付近はガレ場で足場が悪いので要注意。黒滝からまっすぐ中ノ島への登りと北股方向からのルートがあるが、北股方向からのルートが安定している。中ノ島の歩行による浮き石の落石に注意。下に登山者がいると危険なので誤って落としたら「ラクッ!」と大きな声で知らせること。
 く水場状況)
 梅花皮小屋から梅花皮岳方向へ約70m程のところまでホースにより引水しています。渇水で水量は細くなってきておりますが、十分使用できます。 水場周辺は残飯等が散乱しております余すことのないよう食料計画こ心掛けましょう。特にめん類が目立ちます、管理人がいる場合はザルなどの借用をしてください。
      =後から来た人のためにマナーは守りましょう。=


 くその他)
思いのほか時間がかかった、地図に載っている所要時間が違うということが聞かれますが、体力・年齢・体調によって各人ちがってきます。地図こよってもちがっています、あくまで目安としての使用とし余裕をもった計画を立ててください。 地図記載こおける−部分の区間所要時間と、実際の所要時間から自分のペースを比較してみるのも−考です。