登山者情報156号

【石転ビ沢】

石転ビノ出合付近はまだ雪渓上を渡ることができるが、3箇所程度亀裂が発生しているので、ルート選択に充分注意することが必要である。大石付近約200mは雪渓が消えている。再び雪渓に上がり約300mほどに亀裂がある。雪渓の表面は日中はぞけているが、朝のうちは堅く一部氷化している箇所もあり、特に降りの場合はアイゼンがあると楽である。雨模様で地盤が緩んでいる時や、ガスで視界が効かない時は、落石や雪渓崩壊に充分注意が必要である。北股沢出合の上の黒滝下で夏道に上がる部分は、雪渓の末端が薄くなっているので早めに左岸に取り付くこと。黒滝から上は全て夏道となるが、浮き石に注意しながら登ること。
1994年8月15日現在(横山秀一調査)
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