登山者情報1,572号

【2012年08月04日/弥平四郎〜飯豊山/長谷川芳幸調査】
 晴れ、単独。弥平四郎の駐車場に着くと、1パーティーが登山の準備をされていた。こちらも準備をして先に出発する。5:55駐車場を歩き始める。車道を少し戻り登山道に入り、沢を渡ってから登りに掛かると、直ぐに汗が噴き出す。ブナ林の中の祓川山荘脇を通り、乾いた登山道を進む。十森に着くまでに、6名ほどを抜く。登山道脇には、アジサイやタマガワホトトギスが咲いている。7:05十森水場。水は、細くなっているがコップで汲める。水分補給をしてから出発する。
 7:15松平峠。眼鏡を拾う。疣岩からの稜線が綺麗に見えている。少し登ると、2名に追い付く。眼鏡を聞くが違うとのこと。さらに、登ると母と娘の2人連れ。眼鏡の持ち主は、この親子連れのお母様でした。7:50疣岩分岐。日陰で水分補給をして三国を目指す。道は、綺麗に刈り払いされている。8:00疣岩山。右手には、磐梯山が見えている。また、左手にはこのコースの特徴の一つ、三国岳から大日岳に至る稜線が綺麗に見えている。気温がグングン上がっているようである。
 8:30三国岳。小屋の日陰で休憩を取る。登山者は、あまりいない。花もチラホラ見え始める。駒返しの鎖場は、数年前の事故の後、いい梯子になった。標高を上げるにしたがい、花が増えてくる。9:30種蒔山。飯豊山が綺麗に見えている。晴天が続いてるようで登山道も乾いている。例年より雪消えが遅いようで、シラネアオイも咲いていた。また、チングルマやイワカガミなど初夏の花達も楽しめる。
 9:45切合小屋。休憩と水分補給をする。マツムシソウなど、そろそろ秋の花達も咲き始めている。飯豊山から大日岳に至る稜線は、綺麗に見えている。それにしても、天気が良すぎて暑い。切合小屋の少し上で登山道に雪が残っていた。10:20草履塚。写真を撮ったりして一休み。そして、姥権現に向かい降り始める。天気は、最高。花と稜線の組み合わせも最高である。10:35姥権現。飯豊山が綺麗に見えている。御秘所は、この時期よく渋滞が起きるが、今日は人も少なく順調に通過する。11:00御前坂。水分補給をして、飯豊山へ向かう最後の登りに掛かる。登山道脇の花達が頑張れと言ってるようである。一王子のテント場を過ぎ、本山小屋である。11:25本山小屋。写真を撮って直ぐに、飯豊山を目指す。登山道脇には、期待していた通りイイデリンドウが見頃を迎えていた。飯豊山々頂には、何名か休んでる姿が見られた。
 11:40飯豊山々頂。写真を撮り、草月平のキスゲ満開だろうが、日帰りでは時間的にきつい。今日は、ここまでとして眺望を楽しみながら休憩タイムに入る。心地よい風が吹いてくる。帰りに、本山小屋に寄ってから下山を開始する。12:55本山小屋出発。御西・本山を目指して登ってる人達とすれ違う。登ってくる時に、撮り忘れた花達を写しながら降る。草履塚手前で、朝抜いてきた娘と母親の親子連れに会い、もう一頑張りと声を掛ける。
 14:00草履塚。14:25切合小屋。登ってきた時は空いていたが、今日はここまでの人達で賑わっている。水分補給して、弥平四郎までの水を背負い出発する。15:30〜40三国岳。休憩を取り、小屋の管理人や環境省の方と少し話しをしてから出発する。疣岩分岐付近からは、朝霧で見えなかった喜多方など綺麗に見えている。同じく朝、撮り忘れたセンジュガンピ(ナデシコの白い花)を写し降る。
 16:40松平峠。日がやや傾いてきたが、気温は高く暑い。十森で最後の休憩を取る。祓川山荘少し前で、下山者2名を抜く。暑さで、思ったより時間が掛かっていると言っていた。沢で、顔を洗ったりしてから車に戻る。17:40駐車場。朝は、いなかったメジロアブか寄って来た。丁度、祓川山荘に泊まって明日登るという2名が準備をして出発して行った。
祓川の橋
祓川山荘
エゾアジサイ
タマガワホトトギス
十森
十森水場
松平峠から
疣岩分岐
疣岩山から磐梯山方向
疣岩山付近から
疣岩山付近から御西岳
間もなく三国岳
三国小屋
三国岳から
三国岳から飯豊山
三国岳から大日岳
ミヤマアキノキリンソウ
駒返しの鎖場
ミヤマトウキ(イワテトウキ)
ミヤマクルバナ
モミジカラマツ
ハクサンシャジン(タカネツリガネニンジン)
ミヤマキンポウゲ
種蒔
種蒔から
イワカガミとチングルマ
ニッコウキスゲとヒメサユリ
シラネアオイ
ハクサンコザクラ
チングルマと飯豊山
切合小屋
切合小屋から
タカネマツムシソウと大日岳
花々と大日岳
登山道に残る雪
草履塚
草履塚から
ヤマハハコ

つづく ⇒