登山者情報1,574号

【2012年08月05-06日/オンベ松尾根〜御西小屋/井上邦彦調査】
 今回は御西小屋のトイレの現状を再確認するために、オンベ松尾根から登った。
 07:45林道終点の発電所取水口発。登山道入り口に標識等はないので、始めての方は戸惑うかもしれない。尾根になったところで右下の梯子を下り、足場パイプで掛けられた橋を渡る。ひと登りすると河岸段丘となり、尾根になると本格的な登りになる。08:23傾斜が落ち右から沢の音が聞こえて来る。08:30昔倒木があった所を過ぎ、08:35左手から尾根上に上がる。08:46-55、1,060m地点で休憩を取る。
 09:01月心清水を過ぎると、いきなりロープのある急登となる。なお道刈りはここで終わっていた。09:06尾根上に出ると青い空と雪渓が眩しい。09:12鏡山から疣岩山、三国岳、飯豊山まで見えてきた。同時に樹林帯をほぼ抜けだしたので日光が当たって暑い。さらに急登が続く。09:25-36、1,310m、食事、味噌漬けがうまい。空に鷲鷹類が3匹飛び回りディスプレイを見せてくれた。 ヨツバヒヨドリ・センジュガンピ・ミヤマコウゾリナ・ミヤマキンポウゲ・シロバナニガナが咲き、ノウゴウイチゴが赤い実を付けていた。9:55裸地のロープを過ぎ、10:05-22一服平で食事を取る。この先、ヤマハハコ・ハクサンボウフウ・イワオトギリ・ヤマトウバナ・モミジカラマツ・ニッコウキスゲも加わる。
 11:02早川の突上げ通過。ミヤマクルマバナ・ミヤマコウゾリナ・クロヅル・ヤマハハコ・ミヤマアキノキリンソウ・コゴメグサ・マルバダケブキ・ミヤマホツツジ・ミヤマシャジンが咲いている。11:27ピークを通過、シラネニンジンも加わる。11:35-11:49牛首山々頂で休憩。12:05「牛ヶ首」と記載された菱形標識、最低鞍部はさらに下る。鞍部から斜面を斜上して行く。エゾイブキトラノオ・ミヤマクルマバナ・ミヤマキンポウゲ・ミヤマキンポウゲ・マルバダケブキ・ミヤマコウゾリナ・ハクサンボウフウ・シロニガナ・ウサギキク・モミジカラマツ(群生)・シナノキンバイ・ニッコウキスゲ・ハクサンフウロ・ダイモンジソウ・ヨツバシオガマ・イワオウギ・タテヤマウツボグサ・イワテトウキ・コゴメグサ・ミヤマホツツジ・ニガナ・ハクサンオミナエシが咲いている。12:38-42惣十郎清水、雪解け水の冷たい水で喉を潤す。ハクサンイチゲ・ミヤマダイコンソウ・ナナカマド・キヌガサソウが咲いている。
 12:49大西岳分岐(山頂の標識)、13:02大日岳山頂(最高点)で一息入れていると、御西小屋のGPNから早く来いと無線が入る。ミヤマリンドウ・ホツツジ・シラネニンジン・ミヤマコウゾリナ・ウサギギク・ハクサンフウロ・ハクサンボウフウ・ミヤマキンポウゲ・ニッコウキスゲ・シナノキンバイ・コバイケイソウ・チングルマ・ハクサンコザクラ・アオノツガザクラ・ミヤマアキノキリンソウ・ウサギギク・ミヤマホツツジ・タテヤマウツボグサ・コゴメグサ・ミヤマクルマバナ・シロニガナ・トモエシオガマ・タカネヨモギ・エゾイブキトラノオ・ハクサンシャジン・イワテトウキ・タカネマツムシソウ・クルマユリ・オンタデ・ニッコウキスゲ・ミヤマシシウド・イイデリンソウが咲いている。14:00御西小屋着。
 翌日はサカモッチャンと、06:37御西小屋発、07:52大日岳山頂、08:00-45惣十郎清水、10:45一服平、11:40月心清水を経由して、13:00林道に到着した。なお、翌7日からAXLがオンベ松尾根上部の道刈りに向かった。
ここから登山道に入る
アシ沢に架かる橋
ブナの尾根を登る
上部が見えてきた
登山道は綺麗に道刈りがされている
月心清水
これから登る尾根
三国岳から飯豊山に続く山稜
鷲鷹類のディスプレイ
ロープのある急登
センジュガンピ
裸地にロープ
裸地から振り返る
一服平にある記念碑
クロヅル
早川の突上げが見えた
早川の突上げからは高山の雰囲気が漂う
早川の突上げの標識はなくなった
櫛ヶ峰
一服平を見下ろす
牛首山を目指す
マルバダケブキ
ミヤマシャジン
朽ちた標柱
ヤマハハコ
手前は白花
牛ヶ首に下る
牛ヶ首の標識
牛首山を振り返る
ダイモンジソウ
熊の糞
ここを直登する
斜上してきた道
大日岳山頂が見えた
足元は切れている
キヌガサソウ
惣十郎清水
まだハクサンイチゲが咲いていた
標柱が見えた
大日岳の標柱
西大日岳方面
最高点から標柱を振り返る
登って来た尾根

つづく ⇒