登山者情報1,583号

【2012年09月04日/梶川尾根:保全資材荷上げ/井上邦彦調査】

 9月22-23日に予定されている飯豊連峰合同保全事業に使用する資材の荷上げが始まった。1日に設置し2日に登山届出所に言ったら既に3名の方が荷上げをしていてくれた。資材を置いておく溝は風に強いが、大雨の時は流される可能性がある。そこで風除け用の網10m×2mを購入し、巨大な袋を作成して上げることにした。
 登山届出所で網の他に2.5kg麻ネットと、5kgの椰子土嚢をザックに付ける。04:27まだ暗いが月明りを頼りに登り始める。05:05楢の木曲り、05:44湯沢峰の肩を通過する。湯沢峰で先行していた3人パーティが休んでいた。食事を取り06:16発。06:34湿地であらかじめセットしていたメールを受信、ここがメール受信の下限地である。06:50-59滝見場で休憩。07:33-45五郎清水で食事。08:12-20三本カンバで休憩。ザックに括り付けた土嚢が、登山道の支障木にぶつかるので休む都度にパッキングを直す。トットバノカッチから上は、道刈りの方にお願いした通り刈り払われていなかった。道刈りで生じるネマガリダケは登山道保全の貴重な材料になるのだ。川入から縦走してきた平野さんた達とスライドする。08:43梶川峰を通過する。
 08:49-09:53資材の仮置き場に到着する。これまで上げていただいた資材がきちんと置かれていた。持参した網を広げ、灌木に縛り付ける。その後、のんびりと食事を取る。下山は軽いが、慌てずにゆっくりと下る。まもなく岩場と言う所で平野さん達に追いつくが、雨が降って来たので、一足先に下山し天狗平ロッジに向かう。すると御西小屋番を終えて下山してきたたGPNが休んでいた。さらに大ちゃんが鶴岡から追加の保全資材を運んできた。

9月2日 既に3名の方が搬送してくれていた
登り始めて間もなく、蔵王連峰
湯沢峰から北股岳と滝見場を望む
三本カンバ
ここから先は携帯の送受信ができた
滝見場にて
石転ビ沢
三本カンバを仰ぐ
五郎清水
標柱から見る 右に下るのが登山道、正面は水場へ行く道
三本カンバにて
石転ビ沢
梅花皮大滝
杁差岳
大境山方面
枯松山、大境山、光兎山
平野さんパーティとスライドする
梶川峰に到着
資材置き場に到着
池の水がなくなっていた
3人が上げてくれた資材
青い網を設置
石転ビ沢遠望
休憩中に近寄って来た虫 ブナハムシに似ていた
天狗ロッジに追加された資材の山

おわり