登山者情報159号

【オーインノ逆峰(湯ノ平〜北股岳)】

刈払いが完了しました。高山帯ではトリカブト・オヤマリンドウが盛りです。
(1994.08.29新発田市商工観光課)

【梅花皮小屋】

外壁と床の補修工事が9月19日から9月末日まで行われます。期間中小屋の使用はできますが、何かとご不便をおかけしますので注意下さい。(1994.09.06小国町商工観光課)

【梶川尾根】
五郎清水は使用可能、花は殆どなく下部にミヤママコナを見る程度。梶川峰の下のお花畑から扇ノ地紙にかけて、排水用の溝を設置しました。登山道が次第に広がっています、雨の日も真ん中を歩きお花畑を踏み荒らさないようにしましょう。

【扇ノ地紙〜飯豊山】

全体的に花の季節は過ぎ、紅葉のシーズンにはまだ早い、ちょうど季節の谷間といった感じです。門内小屋の水場は、小屋の北の鞍部から稜線を東に越えて左にトラバースした小沢の源頭の清水を使用しますが、かなり細くなっており、いつもの水源からさらに1分弱下りました。門内小屋までは道刈りが終了していますが、ギルダ原はやや薮がかぶさっています。扇ノ地紙と北股岳の間には、ヤマハハコ・ミヤマアキノキリンソウ・トリカブト(盛)・ウメバチソウ・シラネニンジン・オンタデ・コゴメグサが咲いています。梅花皮小屋の水場は問題ありません。周辺には、イワインチン(盛)・ウメバチソウ(盛)・ミヤマアキノキリンソウ・トリカブト・コゴメグサ・ハハコグサが咲いています。梅花皮岳と御西小屋の間には、ヤマトウバナ・ハハコグサ(盛)・トリカブト・ミヤマアキノキリンソウ・ゴマナ・ミヤマセンキュウ・アザミ・モミジカラマツ・ウサギキク・シラネニンジンが見られます。御西小屋の便所は雪囲いのため使用できません。行き会った登山者によれば水場は使用できるとのことです。小屋から飯豊山に向かいすぐの水場への分岐の青ペンキが薄くなっているので、誤って入り込 まないで下さい。玄山道分岐から旧赤谷登山道に入ってすぐの弘法清水は使用できます。御西岳から飯豊山の間は花は殆どなく、ウラシマツツジが僅かに赤みをおびてきました。登山者によると本山小屋の水場(一ノ王子の水場)は使用できるとのことでした。

【ダイグラ尾根】

飯豊山から宝珠山にかけて、オヤマリンドウが見事に登山道を覆っていました。ウメバチソウも多く、他にはミヤマアキノキリンソウ・トリカブト・ミヤマコウゾリナ・ミヤマセンキュウ・シロバナニガナを見かけました。また休場ノ峰から下ではミヤママコナが登山道沿いに密生していました。池ノ平の上の水場は珍しく渇れており、さらに約40秒ほど下った所に水が湧いていました。1994年09月03〜04日(井上邦彦調査)