登山者情報1,634号

【2013年03月15日/頼母木山/井上邦彦調査】

 快晴のもと、西俣尾根を楽しんできた。05:50川入荘から歩き始める。05:54奥川入から雪の上に上がると、スノーシューやスキーの足跡が沢山あった。凍み雪となっており、カンジキを履かずに歩ける。06:08尾根に取り付く。トレースは下山の時についたようである。雪は固くキックステップが効かない。トレースを辿る。06:13-20岩場の下でピッケルを出す。何時もながらのヤセ尾根を登る。06:36大曲り分岐通過、06:39-44食事を取り、ストックとする。トレースが新雪に覆われてトレースが利用しにくくなる。キックステップが効かないので急斜面はピッケルにする。
 07:06十文字ノ池を通過し、07:09-28食事をしてアイゼンを履く、此処から先はトレースがない。吹きさらしの所は良いが、新雪が積もっている所は歩きにくい。08:16西俣ノ峰からは展望を楽しみながら進む。09:09-20大雪原で食事を取り09:29枯松山通過。風が出てくる。新雪が波打っている。09:39鞍部通過、雪質が変わってきたのかアイゼンに新雪が付き、団子になり、ピッケルで落としながら進む。09:59オオドミ、風が少し強くなる。
 10:26-31森林限界で風邪対策としてカッパ(上)を着、目出帽を被る。10:42三匹穴で冬用手袋に替える。風速計を出し、図りながら登る。三匹穴で10m、標高を上げるに連れて風速が早くなる。15mを超えると、風の息を意識するようになる。18mでザックに括りつけたスコップのせいか、襟首を掴んで引かれるような感覚だ。
 11:34騙し峰(頼母木平)に上がると予想通り強風となり、立っているのが辛くなり、膝をついて風速を図ると20mを超えていた。今日はここから下山とする。高度を下げると風は弱くなる。12:08-15大きなダケカンバで休む。12:37鞍部、12:51枯松山を通過し、13:02-10大雪原で食事。
 あとはのんびりと写真を撮りながらくだる。14:00-12西俣ノ峰、14:47十文字ノ池。15:09-19大曲り、土の上で休んでいると眠くなるほど穏やかだ。岩場の下でアイゼンを外し、15:41取り付き、15:55奥川入で下山の挨拶をし、16:01車に戻った。

今回のコース
ザックを背負い山を見上げる
赤みを帯びてきた
丸森峰と地神山
梶川峰
岩場
嫌らしいリッジが続く
快晴の山が

つづく →