登山者情報1,640号 作業中

【2013年04月16日/餓鬼山/井上邦彦調査】
 小国町中心部から見える顕著な尖峰の名前を尋ねられることがよくある。三面に抜ける蕨峠の東に位置する標高741m、餓鬼山である。この山には過去に3回登っている【情報第1,062号(2007年01月21日:太鼓沢より)、情報第1,060号(2007年01月03日:蕨峠より)、情報第515号(2001年03月17日:今回と同コース)】。
 熊が穴から出始めているので、熊スプレーを付け、018:46入折戸の駐車場から歩きはじめた。尾根をまっすぐに登って行く。斜面が急になっていくと、藪も出てくる。マンサクとイワウチワが咲いていた。09:07急登を登りきり段丘のような平坦地に上がる。若いブナ林の中、雪の上を歩く。樹間から鷲ヶ巣山方面、鷹ノ巣山が見える。09:12山頂が見えた。かすかな踏跡を辿り、09:20、430m峰に到着。09:30下ると左手に杉林、09:35杉林の中に入る。09:40鞍部、車道が横切っているようだ。
 09:57-10:08県境に出る。杉林はここまでで、藪になる。邪魔なストックをここにデポする。両手を使ってひたすら登って行く。所々に赤いガムテープのデフ布があった。この尾根には鉈目と踏み跡がある。尾根が痩せているので慎重に登る。
 10:58-11:17山頂に到着。朝日連峰の素晴らしい展望が広がる。飯豊連峰は残念ながら霞んで見えない。下山を始めると、枝尾根に惑わされる。11:40-46双眼鏡で観察。12:02-09ストックを回収。杉林の中には熊剥ぎが何箇所もあった。熊剥ぎは山側に発声するので、登る時は気づきにくい。
 12:22鞍部、12:46、430m峰を通過し、13:04車に戻る。
今回のコース
対岸の山々
急斜面を終えると段丘のような所に出る
若いブナ林
餓鬼山が見えた
430m峰
微かに踏み跡がある
山頂を望む
鷹ノ巣山
県境を登る
飯豊連峰は霞んでいる
両側が切れた尾根
ひとつひとつ峰を越えていく
朝日連峰が見えた
西朝日岳・中岳・大朝日岳・平岩山
大朝日岳
西朝日岳と中岳
高度感が出てくる
朝日連峰を眺めながら登る
葉が出てないので歩きやすい
飯豊連峰は霞んで見えない
所々にデフがあった
山頂が近くなる
鷹ノ巣山方面
まだ雪が残っている尾根
相模尾根
先日の新雪が残っている
餓鬼山々頂

つづく →