登山者情報1,690号

【2013年08月03〜05日/谷地平コース&本山〜御西間刈払〜三国〜五段山〜大日杉/加賀谷亮調査】

【8月3日】
大日杉〜五段山〜川入切合〜五段山〜牛ヶ岩山〜地蔵山〜三国岳〜切合〜本山小屋
・喜多方熱塩加納からの谷地平〜地蔵山間の刈払いを行った。
・五枚沢集落より数百mで林道が崩落していて通行不能なため、大日杉〜五段山経由で東西に分かれて実施。
・写真に有る5枚の標識整備を併せて実施した。
・地蔵山で昼食中、吊橋を渡って五段山経由で上がってきた登山者が2名通過。後に赤岩で追い越す。
・刈払い終了後、機械を地蔵山頂にデポしてそのまま本山小屋へ物資荷揚に上がる。約30kgの荷物で草刈して本山まではなかなかキツイ。
・三国周辺は花は千手岩緋、シシウド以外はあらかた終わり、切合周辺でマツムシソウ・クルマユリ?が咲き始め。
・草履塚への登りで100m少々の雪渓歩き有り。雪解けの遅かった場所ではチングルマ、アオノツガザクラ、イワカガミが見ごろだった。
・大日杉〜切合のルート雪渓トラバースが残っています。
・御坪〜御沢〜切合の雪渓は切れており使用不可。
・剣ヶ峰の鎖場と、護摩壇上部に割れ石有り。念のため触れないで下さい。
・終日小雨模様で梅雨明け宣言とは裏腹な天気だった。
・五段山まではかなりの急登、五段山〜地蔵間も距離が長い上アップダウンも多く楽ではない。上部は潅木帯で風雨や直射日光をさえぎるものは無いので、水場の無い事も含めて、ブナの樹林が守ってくれる。川入表参道より体力的にキツく感じる。集団での登山は足並みの乱れが出やすいので避けた方が無難と思われる。

【8月4日】
本山小屋〜本山〜駒形山〜御西小屋〜本山小屋〜三国小屋
・玄山道分岐周辺〜御西手前までコバイケイソウが今まさに満開だった。今年ほどの当たり年は滅多にないだろう。
・草月平御西寄りのニッコウキスゲも見事だった。こちらも大当たり年だ。
・本山〜御西間の刈払を実施、本山に機械をデポして三国へ下る。
・朝の内だけ快晴、pm3時頃より小雨となる。
・緑化ネット敷設箇所に心無い登山者の足跡があった。注意してください。

【8月5日】
三国小屋〜剣ヶ峰〜地蔵山〜五段山〜大日杉
・五段山〜大日杉間はブナ、ミズナラの巨木、樹高m近いと見られるヒメコマツが多数あり見事な林相を呈している。楢枯れも少ないので森林観察が好きな人にはオススメ(だが結構キツイ)。
・大日杉小屋〜五段山の吊橋は上流側のワイヤーが弛んで若干踏板が斜めになっている。刈払機を担いだ状態でも通行に支障は無かったが、危険の感受性は個人差があるのであくまで自己判断と自己責任で使用の事。

今回刈払いに併せて五枚の標識を整備しました
川入切合の東のピーク「月夜岳」
「牛ヶ岩山・m」
「五段山・1m」
「川入切合・m」
刈払機を担いで登ります
川入切合に到着
何処に取り付けようか思案中
「川入切合」の標識を設置
機械は総勢11台
五段山の標識新旧
「五段山」取り付け
こちらは背負い式の刈払機
牛ガ岩山頂付近の水芭蕉
牛ヶ岩山の標識取り付け
何の卵だろうか?食べられてます
夏キノコが出ています
御前山の標識こちらは古いままです
もう少しで地蔵山
地蔵山で作業完了雨の中で昼食
地蔵山頂の標識取り付け
切合手前でマツムシソウ
御沢上部と、大日杉からの雪渓トラバース部分
御坪から御沢は雪が切れています
草履塚へ登る途中色々咲いてます
アオノツガザクラ
バイケイソウも今年は当たりです
雪解けの遅い場所ではチングルマも
イワカガミ
草履塚の雪渓100m位雪の上を歩きます
翌朝本山小屋より
本山小屋より
久々の快晴(朝の内だけ)
天狗岳の方も望める
本山への途中ニッコウキスゲとコバイケイソウ
本山に到着
本山より大日方面
本山より北股方面
玄山道分岐付近コバイケイソウが大当たり
登山道のすぐ下に残雪が
ニッコウキスゲも今が盛り
コバイケイソウアップにて
大型の花蜂が花粉収集中

つづく →