登山者情報1,703号

【2013年08月26日/蒜場山:新潟県新発田市/木内茂雄調査】

【タイム】
 加治川ダム5:50〜7:02大きなブナ〜7:51岩岳〜8:01水場標識〜8:54烏帽子岩〜9:05兎戻し〜10:01山伏峰〜10:18蒜場山山頂11:13〜11:25山伏峰〜12:08兎戻し〜12:17烏帽子岩〜12:54水場標識〜13:05岩岳13:19〜14:38登山口〜14:45加治川ダム
【記 録】
 北アルプス奥大日岳を予定していたが、天候不安定なので蒜場山に来た。少なくとも5年振りに来たので記憶が無い。加治川ダム堰堤を渡り其処から登山口であったが、少し判りづらいと記憶していた。しかし、今回は標識がハッキリしていて、直ぐに登山道を登り始める。
 途中、昔のトロッコの残骸のレールとか車輪を見ながら登る。そして、30分位登ると、スズメ蜂が一匹舞っているので落ち着くのを待って通過する。その先で先行の6人パーテイの内の二人が降りて来て、先程の所で蜂に刺されて具合が悪いと降りて行った。
 そして、登山口から一時間強、登ると右に大きなブナが立っていて、その向こうに俎倉山が良く見える。
 一服してから更に50分登り岩岳に着き、標識を見ると四合目と記されている。そして、天気は快晴でこれから行く蒜場山が遠くに見える。ここから10分下り、右に水場の標識が有る。これを見ながら更に行くと少し下り最低鞍部になり、そして、再び烏帽子岩への登りとなる。烏帽子岩直下で鎖場になっているが、ホールド、スタンスが豊富で、フリークライミングで楽に登れる。この岩場を数分登り烏帽子岩ピークの標識になる。此処から1分程下ってから兎戻しまで10分登る。成程、此処も一寸した岩場が立ちはだかり、兎は戻らざるを得ない。人間にとってはそれ程問題なく直ぐに登り切ると向こうに山伏峰、蒜場山が見える。登山道は最初、ブナが目立ったが、高度を上げるに従い雑木の中を歩く様になるので、直射日光を浴びることはない。しかし、湿度が高いのか額からは時折汗が落ちる。
 山伏峰を登り切ると、後は緩やかな登りで蒜場山頂に着く。山頂の標識は以前と違い立派な石塔に変わっている。天気は良く、360度の展望と言いたいが、大日岳と遠くに二王子岳が良く見え、飯豊本山、北股岳辺りは上昇気流の雲でついに姿を見せなかった。そして、今登って来た道を見下ろすと、尾根を延々下に繋がっている。
 山全体は花の少ない時期で、ミヤマホツツジ、エゾシオガマ?ガクアジサイ、タテヤマウツボグサ、リョウブの花と枯れたコバイケイソウを見つけたくらいである。
 帰りは同じ道を引き返す。暑さのせいか、下に近付くに従い足元がおぼつかない。

加治川ダム登山口
堰堤より蒜場山方面を望む
堰堤より赤津山方面を望む
ミヤマホツツジ
トロッコの残骸
途中焼峰山方面を望む
右手に大きなブナと俎倉山を望む
岩岳の標識
水場標識
烏帽子岩の鎖場
烏帽子岩標識
立ち枯れの木
兎戻し
エゾシオガマ
山伏峰直下の水場標識
山伏峰
コバイケイソウの残骸
蒜場山山頂
大日岳を望む
二王子岳を望む
大日岳をアップ
ブナ林
帰途岩岳で蒜場山を望む

おわり