登山者情報1,735号

【2013年11月23-24日/大日杉〜地蔵岳/加賀谷亮調査】
【タイム】
 9:50大日杉小屋 〜 10:43長之助清水 〜 14:10騙し地蔵肩 〜 16:15地蔵岳
【概要】
 ・金曜晩の時点では高気圧が張り出して土日とも晴天との予報だったので、飯豊を眺められる展望台へと考え大日杉から地蔵岳へとテント泊で往復してきた。
 ・大日杉小屋への林道は日陰部分で積雪があり、冬タイヤでないと進入不可能な状態で、もうひと降りあると車でのアプローチは出来なくなりそうだ。
 ・しばらく林間を進み、ザンゲ坂に差し掛かると、雪が中途半端に載っており鎖は埋没、踏めば崩れて滑るので、非常に危険で厄介、尾根に上がってホット一息である。
 ・長之助清水の案内標識が熊に悪戯されていた。先週の中十五里標柱といい、人工物を目の仇にしているのだろうか? ここでの積雪は20数センチ程度。
 ・標高約1,000m御田杉辺りからにわかに積雪が増え始める。ここで積雪30センチを超えてくる。
 ・標高1,200m辺りから常時膝までのラッセルになり、段差や吹溜まり等部分的に腰までのラッセル、騙し地蔵肩のトラバースでは常時股下、地蔵本峰までは場所により胸までラッセルとなる。
 ・積雪順応のつもりだったのでカンジキを持たず、深雪に難渋しながら結局、無雪期だと2時間半程度のところ、6時間半近く掛かった。(この記録を作成しながら振り返る)
【追記】
 ・五段山への吊橋の踏み板撤収しました。
大日杉小屋を出発
雪の付いたザンゲ坂
長之助清水 積雪20〜30cm程度
水場の標識が熊の悪戯にやられていた
日を浴びて輝く七ツ森の稜線
七ツ森 アップ
御田を過ぎると急に積雪が増してきた
陽気は良いが雪が深く遅々として進まない(.H1200m付近で膝上程度)
騙し地蔵肩より一王子
地蔵本峰を望む この辺りから腰近いラッセルに
地蔵山頂に到着
切合方面を望む(残念ながら一王子は望めず)
山頂にてテントを撤収
三方向に仲良く日光を分け合うブナ
カモシカも人間のトレースを利用
下山時 対岸北側の尾根

おわり