登山者情報1,767号

【2014年04月15日/倉手山・オフタガリ/井上邦彦調査】
 少しでも雪崩のリスクを減らすため、梅花皮荘裏の吊り橋を渡って林道に出た。何時もは堆積した雪斜面が川端まで続くのだが、今年は少ないようだ。放射冷却でがりがりに凍った雪面は歩きやすい。川倉の岸壁に貼り付いている雪の状態を見ながら進むと、林道の右下にミズバショウが咲き始めていた。
 登山口の標柱は既に露出していた。尾根に取り付き夏道を登ると、イワウチワとカタクリが迎えてくれた。展望台で一息入れ山頂を仰ぐ。時折雪崩の音が響いてくる。この上は雪道となるが、先日数人が下った跡があった。主稜に出て鞍部までは夏道、その上は雪の上を歩いて山頂に着くと、誰かが作った休憩所が作って景色を満喫した跡があった。
 登山口まで下山後、林道を上流に進む。官民境の先はやはり雪崩が出ていた。上部を確認しながら素早く通過する。砂防ダム周辺の雪崩は最盛期が過ぎているようであった。オフタガリの雪橋まで降る。現時点では雪の上を対岸まで渡れそうな気がする。吹付けの様子も知りたいが、下からでは見えない。
 帰りは砂防ダム上流でスパイク長靴とズボンを脱ぎ玉川を渡る。水量はひ財した、なかなかに冷たいので渡り終えてから川原で暫し日向ぼっこ。奥川入で農作業の準備をしていた隆蔵夫妻に挨拶をして車に戻った。
 07:11出発-07:30倉手山登山口-07:56展望台08:08-08:38主稜分岐-09:07倉手山々頂09:42-10:25展望台10:35-10:52登山口-12:26駐車場
梅花皮荘裏
吊り橋を渡る
ミズバショウが咲き始めていた
倉手山登山口
西俣尾根
西俣ノ峰
イワウチワ
展望台から山頂を仰ぐ
飯豊連峰の主稜線
主稜分岐を望む
振り返ると枯松山・大境山
正面が主稜分岐
山頂
標高を上げると飯豊連峰が大きくなる
杁差岳
大花山と朝日連峰
大境山
杁差岳
地神山
雪に引かれて亀裂が入っている
山頂に向かう
飯豊山
大高地山方面
山頂
杁差岳
ショウジョウバマカ
山頂直下
倉手山々頂に到着
丸森尾根
西俣尾根
ダイグラ尾根
北股岳
山頂の標柱
梅花皮小屋
飯豊山
枯松山
杁差岳
降る
杁差岳
タムシバ
マルバマンサク
主稜分岐と朝日連峰
大高地山方面
白倉山方面
カタクリ
登山口の駐車場
砂防ダム
オフタガリ
今にも崩れそうな雪塊
吹き付け
オフタガリの雪橋
吹き付けを仰ぐ
ここを渡渉した
対岸に渡ると
ヤナギ
倉手山登山口〜砂防ダムの様子
西俣尾根取り付き
ここにもミズバショウが咲いていた
民宿奥川入
川倉の様子

おわり