登山者情報1,870号

【2015年04月08日/朴坂山/井上邦彦調査】
 国道113号線で新潟方面に向かう時、何時も気になっていた朴坂山に登ってみた。なお下山に使用した登山道は既に廃道の体をなしていた。
 12:48歩き始める。すぐに道は三叉路になる。登山カード届と標識に従い真っ直ぐ舗装された道を登っていく。右手に神社への石段があったが、無視してそのまま進むと神社に出た。神社から丸太で作られた階段に「朴坂山」の標識があった。杉林に入っていく。送電線の下を通って沢沿いに進む。杉林の林床にはショウジョウバカマが沢山咲いていた。ケーブルでも入っているのだろうか、コンクリートの舗装が続いている。動物の足跡があった、蹄のようだが雪の上と違って判読できない。「朴坂山」の標識がある、右上は雑木林で左下は杉林である。尾根上に壊れたプレハブ小屋があった。
 杉林が終わる小沢の所で道が亡くなったなくなった。持参した地形図は左の尾根に破線がある。荒れて入るが道形らしいものに従って作業すると車道に出た。車道は倒木がありここまでは来れないようである。車道を僅かに進むとまた標識があったので、ここから右手の尾根に登る。すぐに「朴坂集落」方面への分岐点に出た。小沢から沢沿いに登るのが正解な登山道だったようである。
 わずかの杉林を抜けると、赤松の混じった雑木林になる。樹間から山頂方向が見えた。固定ロープが出てくると首をかしげるような標識があった。右へ行く道でもあるのだろうか。振り向くと大朝日岳や光兎山が見えてきた。
 13:35-40登り切ると素晴らしい展望がまっていた。粟島が正面にあり、朝日連峰や光兎山の景観が良い。しばらく見とれたが寒くなってきたので登り始める。
小ピークを過ぎると細いブナ林となり、高坪山を経由して要害山に向かう分岐があった。鷲ヶ巣山も姿を現し、なだらかな登山道となった。ダマシ峰のような所を過ぎて、14:10一等三角点についた。
 山頂手前から山頂を一周するように道があった。最初に三角点に行くとそこから40m先に展望台があると標識が出ていた。ほんの僅かで素晴らしい展望台だった。また広場には祠もあった。南に向かうと、嶽薬師への分岐があった。嶽薬師方面の登山道はかなり急峻に落ち込んでいる。地形図を見ても遠望しても、ここは要注意のように感じた。14:25山頂を出発して川原登山口に向かう。
 急な斜面を若干下ると笹が密生していて道が分からなくなる。14:39-44休憩する。すぐに広場があった。標識の残骸があるが文字は消えている。おそらく地名があるのだろう。急な藪、笹や灌木を掴んで慎重に降る。途中に古いロープがあった。登山靴では降るのに相当苦労することだろう。
 15:02鉄塔に出た。ここからは登山道になる。しかしまもなく道は滑りやすく分かりにくい。スパイク長靴で来たのが正解であった。15:15小沢を渡ると三叉路になった。送電線の管理道だろう。また小沢を渡ると右岸に炭釜跡と思えるものがあった。
 15:29湿地を過ぎると登山口の標柱があった。剥がれていた貼り紙には通行禁止と書かれていた。林道登山口を過ぎて、15:48車に戻った。
今回のコース
ここから歩いた
三叉路は正面に進む
神社への参拝路を右に見て
神社に出た
丸太の階段を登る
杉林の中は倒木が多い
動物の足跡
標識
さらに杉林を進む
倒壊したプレハブ小屋
この沢で道がなくなった
道形のようだ
林道に出た
上を見ると標識がある
ここから右に上がる
三叉路の標柱
雑木林を登っていく
変な標識があった
広場に着いた
振り返ると
朝日連峰
光兎山
粟島
広場を後にして
急な斜面を登っていく
ここも休むに良い
粟島方面
嶽薬師方面?
山頂方向
またロープがあった
光兎山が良い
登り切って
三叉路
鷲ヶ巣山
山頂に向かう
道は少々荒れている
イワウチワ

つづく →