登山者情報196号

【石転ビ沢】

石転ビ沢の旗や標識の撤去を始めました。今後は自分の力のみでルート選択を行って下さい。
梶川出合は、登山道が水害により破壊されているので若干の増水でも通行できなくなります。その他は石転ビノ出合までは全て夏道であり特に問題はありません。
門内沢は雪渓が落ちて渡れません。合流点下流を飛石で渡ることになります。若干でも増水すると渡れなくなるので、注意が必要です。
右岸の夏道は暫く進むと草が伸びたため歩きにくいので、川原を進みます。
やがて雪渓が出てきます。取り付きの部分が薄いので充分に観察してルートを決めて下さい。今回は左岸から取り付きました。
雪渓の上を歩けるのは、ホン石転ビ沢手前までの約200mの間のみです。
対岸の小沢手前で左岸に降ります。雪渓の右岸側はホン石転ビ沢手前から穴が開いており、ホン石転ビ沢から上部の雪渓はズタズタに引き裂かれ土砂が覆っており、とても近づけない状態です。
ここから北股沢出合迄の間は、踏み跡もないガレ場を進みます。
北股沢出合に残っている雪渓には上がらないで、雪渓を巻くように北股沢を若干上ってガレ場をトラバースして黒滝に向かいます。
黒滝手前から踏み跡が出てきます。黒滝の上は本流を詰めて下から見て右手から直接草付きに取り付くコースと、左岸を進み小沢を渡り踏み跡を直登して途中から草付きに出るコースがあります。草付きから上は夏道となり、ジグザグ登って小沢を渡り直登し台地から最後の登りで梅花皮小屋となります。
1995年09月30日(高橋弘之・高貝喜久雄調査)