登山者情報1,970号

【2016年06月26日/石転ビノ出合/井上邦彦調査】
 

 7月1日から通行規制が解除になり天狗平からの入山が可能になる。一方、今年は小雪のため雪渓が少なく石転ビノ出合まで全て左岸の夏道となっており、草が背丈を越えて生育し道迷いや滑落事故が発生しやすくなっている。
 このため許可を得て入山し、雨のなか石転ビノ出合まで刈り払いを行ってきた。作業要員は6名、ブッシュは3工区に分かれて作業を行った。なお固定ロープの点検や赤滝の清掃は行っていない。例年通り土砂が足場に堆積しているので、十分に注意して通行して欲しい。
 石転ビノ出合の先、石転ビ沢の雪渓が崩壊を始めていた。いったん右岸に入って踏み跡をたどってから雪渓に上がることになる。各自、自分の目と耳で雪渓の厚さに十分留意をしてルートを選んで欲しい。

刈り払い前の登山道 草は背丈よりも高い
落合から滝沢出合方向
梶川の出合 今回は川原を通った
赤滝
赤滝核心部 足場に土砂が堆積している
石転ビノ出合
石転ビ沢の雪渓が崩壊を始めている
上部の作業を終えて下ってくるとシミケン氏がまだ頑張っていた

おわり