登山者情報1,983号

【2016年08月01日/権内尾根〜杁差岳/井上邦彦調査】
 
 06:04彫刻公園ゲートに車を停めると途端にメジロアブ(イヨシロオビアブ)が押し寄せてきた。長袖に長ズボン姿で自転車にまたがる。06:14橋を渡る。まだ慣れていない時計型脈拍計が振動している。うまく脈を取れていないのかもしれない。06:22鉱山跡(金山の清水)を通過する。06:37慰霊碑の所でヤマドリが歩いて砂利道を横切る。するとすぐ後にもう1羽、さらに1羽、親子なのだろう。それにしても草の中にいるとまったく分からない保護色である。
 06:45林道終点に自転車を置き、橋を渡って若干登り半袖、半ズボン姿になると気持ちが良い。07:07第二橋を通過し、07:19-24尾根に上って1回目の食事。07:43雨量計(基台のみ)、08:05カモス峰、08:29権内ノ峰を通過し、08:32-43鞍部の日影で2回目の食事。09:07雨量観測施設への分岐がある千本峰を通過する。
 うんざりするほど繰り返す山頂の騙しに辟易しながら、09:51-10:03前杁差岳で3回目の食事。ここからは日影がなく花を見ながら歩く。目に止まったのは、コゴメグサ・アキノキリンソウ・オトギリソウ・ミヤマコウゾリナ・ヤマハハコ・オヤマリンドウ・ハクサンオミナエシ・シラネニンジン・ミヤマセンキュウ・クロヅル・ノリウツギ・シロニガナ・ニッコウキスゲ・キンコウカである。
 10:26長者平を通過する。イワイチョウ・タカネマツムシソウ・ミヤマアキノキリンソウ・ハクサンフウロ・シラネニンジン・ヨツバシオガマ・トモエシオガマ・クルマユリ・マルバダケブキ・ウメバチソウが咲いている。
 10:36杁差岳山頂を通過し、タカネナデシコ・エゾイブキトラノオなどを見ながら水場に向かう。小屋から2分30秒(10:38(50秒)小屋→41分20秒水場)で水場に着くが、残雪はごく僅かで融雪水は今日までだろう。後は下まで降ることになる。(参考→飯豊の水場)周辺にはハクサンコザクラ・イワイチョウが咲いていた。帰途は小屋まで3分56秒(45分50秒→49分46秒)。小屋を覗いたらなんと黒崎山の会の青木さん一行がおり、コーヒーをご馳走になる。
 11:30杁差岳発、11:56前杁差岳、12:15千本峰、12:30権内ノ峰、12:46-13:05カモス峰で食事を取る。13:16雨量計、13:30第二橋、13:46-56長袖長ズボンに着替える。14:00林道終点から自転車に乗るが、ゲート手前で強い雨となり、14:32車に戻った。
今回のコース
杁差小屋の水場
車道脇の慰霊碑
林道終点
ここが最終の水場
第1橋を渡る
快適なブナ林
尾根上を行き
カモス峰を仰ぐ
ここから右に降る
第2橋
急な尾根
枯松山
権内ノ峰
光兎山や以東岳が見えた
カモス峰(カモス頭)
権内ノ峰
枯松山と大境山
権内ノ峰
次は千本峰に向かう
異様な形のキノコ
簡単な岩場
日本海が見えた
千本峰
山頂から雨量観測施設へ降る道
何度も騙される
前杁差岳
ヤマハハコとミヤマコウゾリナ
オヤマリンドウ
ハクサンオミナエシ
長者平
クルマユリ
マルバダケブキ
トモエシオガマ
ノアザミ?
杁差岳
水場(残雪は僅かになった)
タカネナデシコ
杁差小屋
エゾイブキトラノオ
山頂に戻る
タカネマツムシソウ
長者平にある高橋千代吉の碑
キンコウカ
大熊尾根
前杁差岳
ヒトツバヨモギ
コゴメグサ
タカネツリガネニンジン
エゾシオガマ
前杁差岳
ノリウツギ
ミヤマママコナ

おわり