登山者情報2,002号

【2016年10月25日/百石山の刈払い/井上邦彦調査】
 LFDとGPNと一緒に百石山登山道の刈り払いを行ってきた。百石山はJR米坂線の伊佐領駅から直接取り付くことができるし、国道113号線から伊佐領集落に入り旧伊佐領小学校校跡地の広い駐車場に車を停めることができるというアプローチに恵まれた山である。なお伊佐領小学校は新校舎建設後に廃校になっており、建物の残っている旧伊佐領小学校校と間違いやすいので注意が必要である。
 私とGPNは刈払い機を持参し、LFDは新規に作成した指導標とチェーンソーを持参した。小学校跡地に車を停めて舗装路を登る。舗装路は正面の砂防ダムに伸びているが、途中から左の山道に入るので、ここに一つ目の指導標を設置した。さらに進むとY字路になっている。そのまま行くと杉林に入るが、ここは右に行く。ここに二つ目の指導標を設置した。要は砂防ダムを巻くだけのことである。沢に向かって僅かに下るが、全行程中で下りはここだけである。
 杉林を登って行き、沢に挟まれた尾根に取り付く。この沢の源泉が「百石清水」である。ここにも標識を設置した。ここから暫くは雑木林の急登である。尾根に登り上げて一息つく。ナラ枯れのミズナラもあるが次第に若いブナ林になって行くと「山梨の木」がある。傾斜が増してくるが登りきれば、いきなり左手に視界が開ける「展望台」である。ここからの飯豊連峰の眺めは絶品である。前日に初冠雪を確認しているが、1日で随分と消えていた。あとは平坦な道を進み山頂に着く。山頂からも飯豊連峰が望め、ブナも風格がありのんびりしたくなる所である。
 
今回のコース
ログハウス調の伊佐領駅 無人駅だがトイレも休憩室も完備している
駅前から百石山を見上げる
旧伊佐領小学校跡地に車を置いて舗装路を登る
一つ目の指導標から左へ
二つ目の指導標では右へ
登山道を塞ぐナラ枯れの倒木を除去する
百石清水で喉を潤す
歩きやすいように伸びた草や灌木を刈り払う
山梨の木
若いブナ林を登る
百石山々頂
満足そうなLFDの笑顔
山頂からの眺め
よく見ると昨日の降雪が見えた
山頂のブナ林
こちらは展望台から眺める飯豊連峰
左下は横川ダム 七森から杁差岳までの主稜線が一望できる

おわり