登山者情報2,013号
【2016年12月13日/徳網山/井上邦彦調査】
最近の運動不足で体重と体脂肪はうなぎのぼり。今日は午前中なんとか天気が持ちそうなので徳網山に出かけた。県道は除雪されていた。集落手前から雪をかき分けて登山口のある駐車場までなんとか車で入ることができた。
08:32歩きだす。積雪は約20cm、動物の足跡が登山道に沿って続いている。見た感じではキツネ・リス・ウサギ・テンのようだ。後でカモシカも加わる。ウサギの足跡は山頂まで続いていた。
ブナ林を登っていくと積雪は30cm程度まで増えた。主尾根上の登山道沿いにはウサギを始めとする沢山の動物の足跡が散乱していた。鞍部にあった糞は長さ70mm直径15mmで臭い。「アニマル・ウォッチ」によると、キツネは80-100mm・20mm、テンが50mm・10mm、イタチは30-50mm・5-8mmmとのこと。ちょうどキツネとテンの中間、この下部ではキツネの足跡もテンの足跡も見ている。さてどちらだろう?
もういちどキツネの本文を見てみると「フンは太さ1.5cm、長さ7cmほどで、ウィンナー・ソーセージくらいの大きさと形をしている。一般に新しいものは黒色をしており、表面が粘膜に包まれていて光沢がある。ネズミやノウサギの毛、鳥の羽毛、植物繊維を含んでいることが多いので、一端が細長くとがっている」と記載されていた。キツネと判断して良さそうだ。
山頂直下の痩せ尾根にはまだ雪庇が育っていない。急斜面なので足をおいた雪が滑り落ちる可能性が高い。ピッケルを出して慎重に登る。
10:34徳網山々頂着、全てつぼ足で夏道の2倍以上の時間が掛かった。稜線は雲がかかっており見えない。早々に下山することにした。
除雪はされていないが駐車場まで車で入れた |
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歩きだすとすぐに真っ直ぐな足跡 |
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肩幅の狭いキツネだろう |
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これはリス |
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ウサギの足跡も出てきた |
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杉林にはクマ剥ぎの痕がある |
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ウサギ |
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1匹だけではないようだ |
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ウサギの糞 |
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ブナの道を登る |
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ウサギの足跡をテンの足跡が横切っている |
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タマバチの仲間ではないだろうか |
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今年はタムシバの花芽が多い |
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朝日連峰が見えてきた |
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足跡に導かれて登っていく |
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徳網山々頂 |
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トビムシの仲間 |
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クモの仲間 |
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こちらもトビムシの仲間 |
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主尾根を登っていくと鞍部に糞があった |
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比較のためピッケルと一緒に撮影。石突の太い部分は長さ59mm、
細い部分は38mmである。したがって一番大きな糞は長さ70mm直
径15mmとなる。 |
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今回は採取をしてこなかったので、詳細な分析はしていない |
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表面は粘っとしている |
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先端が尖っているのが特徴だ |
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カモシカの足跡 |
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一段と尾根は痩せていく |
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飯豊連峰方面 |
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徳網山々頂に到着 |
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右奥は鷲ヶ巣山 左下は餓鬼山 正面下に歩道が分かる |
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白太郎山 祝瓶山は雲に隠れている |
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大朝日岳方面も雲の中 |
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明るいけど飯豊連峰は姿を見せない |
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降ることにしよう |
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雪がざけやすいので注意が必要だ |
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山頂を振り返る |
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ブナ林ともお別れである |
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おわり