登山者情報2,025号

【2016年08月26日〜27日/朝日連峰合同保全作業(泡滝〜オツボ峰)/井上邦彦調査】
 今回小国山岳会からはハイジと私の二人が参加。泡滝の駐車場で羽黒の下本さん達と合流し、13:17泡滝発。14:02-12冷水沢、14:33七ツ滝沢を通過し、15:29タキタロウ山荘着。
 翌27日08:00当日登って気tメンバーと前泊したメンバーが集結。渋谷代表と今回の担当幹事である高橋会長の挨拶や班分けの後、08:15登山を開始する。10:30オツボ峰の現場に到着、3班に分かれてモニタリングと簡易補修作業を開始する。
 この場所は2年前に合同保全作業を行った所であり、2年間の変化でうまく行っている所、改善や補修が必要である所を観察し、その結果を踏まえて次のステップの作業や手直しを行った。また今回の特徴として、各班に記録係1名、写真係1名を配置した。
 1班は1,500m付近を担当し、設置していた土のうの多くで植物の芽生えを確認した。また土のうが土砂を貯め、排水溝も期待通りに機能していた。このため次のステップとして追加で土のうを設置した。
 2班は1,530m付近を担当し、土のうの脇を水が流れていたので、前回施工した土のうを移動させ新たに追加して流路の脇固めを行った。また土砂に埋まっていた排水溝の復元を行った。
 3班は1,600m付近を担当し、椰子ネットにハイマツの実生が確認され、ネットの上に配置した石の影にも植物の侵入が見られた。椰子ネットや土のうが踏圧で敗れた所に間詰めや土のうの追加補強を行った。
 なお作業後のふりかえりでは、「・土のうを既存の土のうの下側に足が起きやすいように設置、折り返して4重にした土のう袋。・排水を刷る時は、反対側を高くしてバンク状にする。・段階施行を意識する」ことが指摘された。
今回のコース
作業箇所
七ツ滝沢の橋を渡る
タキタロウ山荘に到着
翌朝のミーティング
渋谷代表の挨拶
目的に向かう
オヤマリンドウが出迎えてくれた
水場分岐
水場
さらに進み
前回施工地に到着
早速観察を始める
やり方を相談する
あらかじめ荷上げしていた資材
記録係は評価と作業内容をメモる
ハイマツの実生
作業を終えて最上部に集合する
今回のメンバー
下りながらふりかえりを行う
各班長が説明
ここは2班
1班
前回の作業の成果を踏まえて排水用に土のうを設置
今回で終わりではない 継続していくことが大切
タキタロウ山荘に戻る

おわり